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「僕と先生の話」 作者として推したい話

 ご覧いただき、ありがとうございます。坂元(筆者)です。このたび、初めて自身のnoteにおける「まとめ記事」を書いてみました。

 筆者の私としては、noteに掲載中の物語の中で、最も読んでいただきたい作品は、なんといっても「僕と先生の話」です。主人公の名前を著者名として使うほど、深い思い入れのある作品です。(自身の経験に基づいて、フィクションを織り交ぜて書きました。)

 また、筆者「坂元 稔」のnoteにおいて、他の作品は全て「僕と先生の話」の派生作品または作中作という位置付けになるので、いわば【世界観の基盤】となるお話を、まず読んでいただきたいのです。

 そこで「僕と先生の話」における、作者として推したい話を、まとめてみました。
 ご一読いただければ、幸いです。


1.求人票

 まずは、何と言っても第1話。これを読まなきゃ、始まらない。
 「noteで初めて連載した作品の第1話」ということもあり、作者として、非常に思い入れのある話です。
 主人公の生真面目さと、部長の人間性が伝われば、幸いです。

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2.顔合わせ

 記念すべき、吉岡先生 初登場の第2話。
 今 読むと「なんて短い話だろう!?」と驚くほどですが、それでも、吉岡先生の人物像が、濃縮されています。

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5.夢

 主人公の過去に触れる第5話。物語の【鍵】となる要素が詰まっています。これを読まずして、終盤は楽しめないでしょう。

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8.来訪者

 この段階では「担当編集者の岩下さん」の存在が明らかになるのみですが、彼は この物語における非常に重要なキーパーソンです。  
 終盤、更には続編となる『吉岡奇譚』を読み終えてから、再度この お話を読むと……こみ上げてくるものがあります。作者としては。

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10.夫婦と家族

 善治の過去が明かされ、岩下の私生活が垣間見える第10話。彼らと自分を比べてしまう主人公……。
 先生の弟夫婦に起きた悲惨な出来事も、物語の中では重要な【鍵】となります。

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11.先生の声

 いよいよ、物語の主題ともいえる先生の【心的外傷】にスポットが当たる第11話。主人公の職歴・自主的な学習の成果が、光ります。
 そして、主人公の問いかけに対する岩下の返答に、ご注目ください。

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12.畏敬

 先生の激昂を前に、それでも冷静さを欠かない主人公。そして、決して先生を責めない彼の良識と分別。

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14.再会

 先生と岩下の絆。共に歩んできた年月の長さ・濃密さ……それらが滲み出る、作者としては思い入れのある話です。

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17.もうひとつのアトリエ

 ここで登場する「工場長」が、先生にとっては大切な【恩師】です。

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18.帰路

 主人公の優しさと良識が光る、重要な回。世間一般では差別の対象となる「頭の病気」と真摯に向き合ってきた主人公の、誠実さが光ります。

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23.倒れた忠犬

 かつての「加害者」である松尾に、迷わず手を貸す主人公の、優しさ・分別・忠誠心。
 そして、主人公が初めて知る、松尾と先生の関係性。
 物語が、大きく動き出します。

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27.逃走

 先生の、症状に関する悩みと、松尾への想い。
 主人公の、知識と話術。そして、優しさ。
 心に染みる心理描写を目指しました。

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31.「虎穴の主」を前に

 実はあまりビュー数が伸びていない回なのですが、物語の中では、非常に重要なエピソードとなります。
 主人公が、激昂した先生から逃げません。

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32.「過去形」にする

 岩下の過去と、吉岡作品の【原点】が明かされる、いわば「神回」
 ここから、物語は一気に『終盤』を迎えます。

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33.夕陽

 先生が工場長を慕う理由。そして【太陽】の偉大さ。
 当時の先生にとって、夕陽が沈んでから顔を合わせる工場長こそが【太陽】でした。

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37.共助

 松尾の率直な問いに対する、岩下の至極大人びた返答に ご注目ください。
 次の「神回」に繋がる、極めて重要な お話です。

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38.「変わらない」

 これも、作者としては「神回」と呼んで推したい お話です。「この物語を通じて、何を伝えたいか」は、この回に、ほとんど全てが詰まっています。

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39.老師の理念

 工場長の素晴らしい理念は もちろんのこと、帰宅後の、主人公と先生の やりとりに ご注目ください。

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 以上となります。
 既にお読みいただいた方にも、これを機に再読していただけたら、本当に嬉しいです。

※但し書き
 
主人公「僕」のモデルは筆者であり、吉岡先生と弟さんのモデルとなった方々は実在しますが、他の登場人物は全て架空の人です。
 また、私が書く物語の世界には、新型コロナウイルスは存在しません。(登場人物は基本的にマスク無しで出歩いています。)


 拙いものですが、これからも、心を込めて物語を書いていく所存です。
 今後とも、宜しくお願い申し上げます。



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