読書日記・こちらの世界
9月25日(水)
くどうれいんさんの『日記の練習』のよさは、毎日必ず日記を書いていないところ。書けない日は空白のままになっていているのが本当に素敵。
書かない日や、書けない日があってもいい。書けるときに書けばいい。日記って自由でいい。くどうさんの日記には、そんな心強さがある。私も見習って、書けない日は空白にしよう、そうしよう(書かない日を作る気満々)。
9月26日(木)
谷口菜津子さんの『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の2巻を読む。猛烈にテキーラが飲みたくなった。20代のころ、テキーラを毎晩あびるように飲んで、さんざん醜態をさらしてきたので、テキーラは一生飲みたくないお酒ナンバーワンなのだけど、鮎美がおいしそうにテキーラを飲む姿、そしてどんどん変化していく姿が魅力的でテキーラが飲みたくなった。いつかテキーラを解禁してみようかな。以前のように「テキーラ3杯を一気飲み」とかしなければ平気だろう、たぶん。
9月27日(金)
『牧師館の殺人』を読み終わる。犯人の名前が出たとたん、「え??この人が犯人だったの????」と、再読のくせに心底驚いた。うっかり騙されちゃったってことが多々ある人生だけど、再読してもうっかり騙されるんだから「私は騙しやすい人間ですよー」と、大声で演説しながら街を歩いたほうがいいかもしれない(迷惑)。
9月28日(土)
息子のプラモデル作りを手伝う。手先が器用とは言えない左利きの息子に、小さなシールを貼るのが難しいと言われ、シール係に任命された私。シールを貼るのは大好きなので、喜んで大役を任されたわけなのだがしかし、しかしですよ!奥さん!!!(誰?)シールが小さすぎて見えないんですよ!!
いや待てよ、これはシールの小ささもあるけれど、シールを貼ろうとするときに目のピントが合わない気がする・・。こ、これは・・・世にいう老眼なのでは?????
はっきりとした老眼の兆候におどろきながら、夫に老眼が始まったかもしれない!!と話す。数年前に老眼鏡をつくっている夫は、「こちらの世界へようこそ」とニコニコしている。その笑顔に若干のイライラが発生したので、思わず飛び蹴りするところだった。
いつか本を読むときにも眼鏡が必要になるんだね?そうなんだね?? 老いというものは、確実にやってくるんだね??? いいんだよ、そんなに確実にやってこなくても。遠慮してくれてもいいんだよ?
9月29日(日)
信じられない、もうすぐ9月が終わるだなんて。