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【読書日記】2021年11月21日

今日は楽しみにしていた友人がやって来る日なので、朝から子供たちとソワソワしながら待っていた。人と関わることに苦手意識は未だにあるけれど、それでも人と関わることで得られるものはやはり大きくて、生きていくうえで欲しいと思っていた活力を、今日一日でたくさんもらった気がした。ありがたい。

そんな今日は疲労困憊で、体力的には読書どころではなかったのだけど、寝る前の読書は私にとって習慣になりすぎていて、本を開かない方が気持ち悪い。ということで手に取ったのは『寂しくもないし、孤独でもないけれど、じゃあこの心のモヤモヤは何だと言うのか』

本の中にあった、
「こんな退屈な毎日
───そこから
抜け出す方法はあるか」

の文字が気になって読んでいたら、退屈には〈子供ではない「別の何か」を育てる〉と書かれていた。

別の何かとはすなわち、仕事における後輩であり、あるいは小説やイラストなど自分の作品であり、あとはダンスや筋トレなど運動によって育てる自分自身の体である。
『寂しくもないし、孤独でもないけれど、じゃあこの心のモヤモヤは何だと言うのか』より引用

これを受けて、仕事で必要に迫られてという理由があるけれど、筋トレを毎日行っている夫のことを思い浮かべた。確かに退屈そうには見えない。いや、筋トレをする以前から退屈そうには見えなかったけれど、筋トレを始めてから嬉しそうな顔をすることが増えたよな、と気づいた。

嬉しいとか楽しいと思える場面が増えることは、毎日にとって、とても必要なことだと思う。そのために〈子供ではない「別の何か」を育てる〉というのは、すごく良さそうでもあって、私は何を育てようかな?と考えていた。

「自分の作品」という点では、大好きなレース編みや刺繍なども「自分の作品」の一つだろう。けれども今一番、楽しいと思ってやっていることってなんだろうな、と考えて、このnoteなのかもしれないと気づいた。

noteで書いているこの【読書日記】も、一つの作品と考えれば、私はすでに「別の何か」を育てている最中だったらしい。そう考えてみると、【読書日記】がもっと大事な存在だと気づいたので、すぐに物事を放棄してしまいたくなる性格は抑えて、これからも【読書日記】を大事に育てようと決心した。

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