本が猛烈に欲しくてたまらない
ここ数日、なぜか猛烈に本が欲しいと思うようになっていて、とにかく本屋さんへ行きたい気持ちがおさまらない。読みたい本があってそれを買うために本屋さんへ行きたいのではなく、ただただ本が欲しいという思いが強くあるだけ。これは危険だ。
自分が大好きなもの、趣味のものを大量に買いたいと思い始めたら、それはストレスが溜まっている時だと誰かが本に書いていた。何の本だったか忘れてしまったけれど、好きなものだからといって大量に欲しがる時は要注意だということだけは覚えていた。今がまさにその要注意な時らしい。
未来への不安を抱くような出来事があり、それと同時に過去の失敗を思い出しては悶絶していて、こういった精神的なものがストレスとしてどっしりと蓄積しているのではないか、と思い当たってはいるのだけど、だからといって「今を生きようぜ!」なんて自分に言うのは簡単でも、気持ちはそうそう簡単に変化してくれないんだな、これが。
本を一冊だけ購入したら、この枯渇した心は潤わないかな~と軽い気持ちで本屋さんへと向かい物色。当然だけど欲しい本を一冊に決めるというのは至難の業で、一冊だけ購入することが自分には出来ると思っているのなら、自分のことを高く評価しすぎだわよ、と本屋さんの中で一人思う。思っているだけで声には出していなかったと思うけれど自信はない。
そして何とか自分をおさえて購入したのは、花田菜々子さんの『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』。タイトル長い。
花田さんがオススメした本のタイトルが書いてあって、それだけでもブックガイド的な存在らしいと小耳にはさんでから、ずっと読みたいと思っていたのだけれど、近隣の図書館になかったので購入すること決めた。いま思えば、遠方の図書館から取り寄せてもらえば良かったのかもしれない。でも文庫だからお手頃価格だし・・お手頃価格だし(大事なことなので2回言いました)。
ただ、こういった本を紹介する本のようなものを、猛烈に本が欲しい時期に読むのは目の毒だということに私は気がついておらず、とにかく本が欲しい!本屋さんへ行きたい!という気持ちを強化させてしまったことに、あとから気づいて、今まで以上に本屋さんへ行きたい気持ちがどっと押し寄せてしまった。何やってんだ。
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