読書日記(5月27日~6月2日)
5月27日(月)
『学習まんが日本の歴史』を相変わらず毎日ちまちまと読んでいる。
江戸時代になり、坂本龍馬や西郷隆盛など、私でも名前を知っている人たちが出てきたあたりから、物語の動きがはげしくて追うのが大変。250年ぐらい続いた江戸時代が4巻にまとめられているんだから、追うのが大変なのは当然か。
明治に向けての日本の動きを思うと、いまの社会は平和なんだろうな、と犬のおしりを眺めながら思った(犬は関係ない、ただ眺めたかっただけ)。私は小学館版を購入したけれど、他社の『日本の歴史』も読んでみたい。
5月28日(火)
青山南さんの『本は眺めたり触ったりが楽しい』を読む。本は、どんな風に読んだっていい、自由に読んだらいい、といった話を読んでいるだけで心が軽くなる。心が軽くなるということは、読書を高尚なものにしてしまっている自分が少なからずいたんだろうな、という発見があった。本を読むと、知らなかった自分を発見するのでおもしろいな、なんてことを考えた。
5月29日(水)
黒川伊保子さんの『夫婦の壁』を読む。夫婦だけでなく、家族は共感があればいいという話があって、まったくその通りだなぁと思う。
家族がどれだけおかしくて共感しにくい話をしてきたとしても、
「そっかあ」
「そうなんだね」
などと、否定せずに聞くことが大事らしい。
たとえば夫が急に
「今日の君はブサイクだね」
と言ってきたとしても、
「そっかぁ、そう思うんだね」
と返す。
否定もしないけれど、肯定もしない。そして夫が寝ているすきに息の根を止めるってことでよろしいでしょうか(おそらくダメでしょう)。
5月30日(木)
山本文緒さんの『自転しながら公転する』を読む。母親の看病をするために実家に戻った都。ひとりっ子として親の面倒をみることの不安、仕事の不安、そして結婚、出産の不安などが描かれていて、同じくひとりっ子であり、将来への不安を少なからず抱える身として、決して他人事ではないなぁという気持ちで読み進める。
5月31日(金)
『自転しながら公転する』を読み終わる。久しぶりに山本文緒さんの本を読めたことでハイになっていたらしく、あっという間に読んでしまった。
エピローグで「え?そういうことだったの?!」と、思わず声が出たけれど、あとから足されたらしいプロローグとエピローグのおかげで、物語の面白さがより増したと思う。身につまされる内容ではあったけれど、久しぶりに山本さんの小説が読めてうれしい。できることなら、山本さんの本をもっともっと読みたかった。
6月1日(土)
息子と初めて将棋をやってみた。お互いにルールがわからないので、ルールを知っている夫に説明を受けながら駒を進める。先々のことを考えて駒を進めることに、息子も私も疲れ果て、終わったときにはグッタリしてしまった。
こんなにグッタリすることを職業にしている人がいるなんて信じられない。『3月のライオン』を読むかぎり、将棋の世界はめちゃくちゃハードだと思うし、そこに向かおうとする人たちが実際に存在していることが信じられない。そしてこんな話をしたので『3月のライオン』が読みたくなった。羽海野さんの描く世界は本当にいいよね。え?何の話?
6月2日(日)
年始から一週間の日記をまとめて公開してきたけれど、そろそろこのスタイルに疲れてきたので、日記を一週間まとめて記事にするのは今日でおしまいにしようと思う。これからは、もう少しゆるい日記にしていきます。いままでもゆるい日記しか書いてこなかったので、これからも大して変化は見られない日記になるでしょう。ははは。
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