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うっかり者と「まずいコーヒー」

500枚ほど貯まっていた小銭を、銀行の口座へ入金しようと思い立つ。
100枚ずつ袋にまとめて、翌日ATMへと向かった。

しかし私はなぜか、この100枚ずつまとめた袋の中身を「50枚ずつにまとめた」と勘違いしていて、100枚までしか入金できないATMに200枚の小銭を入れてしまったのだった。
自分の忘れっぽさにとてもビックリした。
ATMからは「多すぎるから返すね」と小銭が100枚返ってきた。おかえり。

自分としてはこういう失敗が日常茶飯事なんだけど、夫からは「若年性認知症ではないか」という疑いをかけられた。

私の「うっかり」は、他者からすると「とんでもないこと」になるんだな。
自分の普通は、他者にとっての異常かもしれない。
そんな風に気づいてみると、自分の行動にも少しだけ気をつけようという気持ちが生まれたりするのでは??
と考えてみたけど、たぶん私はいままで通り「うっかり」のまま過ごしていくんだろうな、という未来しか見えない。

そんな最近の読書は『ジェイソン流お金の増やし方』

本に書かれていた、厚切りジェイソンさんの節約術のなかに「ペットボトルは買わない」という話があって、個人的にはそこが気になった。

カフェでコーヒーを飲んだり、コンビニでコーヒーを買うとお金がかかる。なので厚切りジェイソンさんは、業務スーパーで買った安いインスタントコーヒーを、2リットルのペットボトルに溶かして入れて飲んでいるらしい。

コーヒーだけでなく、たとえばお茶などを家から持ち歩いている人って、きっと増えていると思う。節約の話になると、水筒を職場に持参している人の話が出てくることって多いし。

ただ厚切りジェイソンさんの持ち歩いているコーヒーは、まずいらしいのだ。まずいけれど、節約するために我慢して飲んでいるという話があって、まずいけど我慢するというその心意気、スゴイと思うけどマネしたい気持ちにまったくならなくて、そこがとても良かった。


私は「○○したらいいよ」と本に書かれていると、それらをすべて肯定してしまうクセがあった。本に書かれていることは、すべて正解だからマネをしなくてはいけないんだと思っていたのだ。

しかし本に書かれているからと言って、それらがすべて正しいわけじゃない。著者にとっての正解がそこにあるだけの話で、読者である私にとっての正解になるわけじゃない、ということに長いこと気づかなかった。

しかし今回、厚切りジェイソンさんの本を読みながら、この本は厚切りジェイソンさんの正解が書いてあるのであり、これらは私にとっての正解ではないのですべてをマネする必要はない、だからまずいコーヒーを飲む必要はないんだと気づくことができて、そこがとても良かった。

厚切りジェイソンさんが飲んでいる「まずいコーヒー」をきっかけにして、他者との境界線があいまいだった自分から、少しは成長できたのかもしれないという喜びがあり、この本を読んで良かったと心から思えた。投資や節約の話よりも「まずいコーヒー」に学びがあったなんて、あんまり大きな声では言えない。


ところで私のパソコンで「厚切り」まで打つと、最初の候補は「ベーコン」と出るのだけど、さっきからずっとベーコンが食べたくて仕方がない。厚切りベーコン・・・。

こんな風にがっついて食べたい。


しかしベーコンって豚なんだよね・・・と思ってしまうと、コッチが頭に浮かんでしまって、ベーコン欲が失われる👇

どうも豚です。


何の話してたんだっけな?
ジブリ最高!って話だったっけ??

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