見出し画像

読書日記・初心に返る、はず。

11月21日(木)

最近、日記を書くのがしんどいなぁと思っていた理由が、「読んだ本の感想をきちんと書こうとしているからではないか」と気づいてみたら非常にしっくりきた。私は柿内正午さんの『プルーストを読む生活』のように日記を書きたかっただけなのに、当初と大幅にずれた日記(というほどでもないけど)を書いていることで苦しくなっていたみたい。

『プルーストを読む生活』の紹介文は、こんな風に書いてある。

うっかり神保町で『失われた時を求めて』ちくま文庫版全10巻セットを買ってしまった。せっかく買ったので毎日読んでいる。せっかく読んでいるので、読みながら毎日ものを書くことにした。読書と、生活と、脱線の記録。いつもリュックにプルースト。毎日読んで、毎日書く。それだけを決めて、ほとんどプルーストではない本ばかり引用し、役にも立たなければ、読んだ端から忘れていくので物知りにもならない、ただ嬉しさだけがある読書日記。

『プルーストを読む生活』の紹介文より引用

読んだ本のことを書くのはいいけれど、そこに集中してしまうのではなく、脱線した話も書いていきたい。そう思って始めた日記だったはずなのに、すっかり忘れて読んだ本から得た知識をまとめようとしてた。そしてまとまってなかった。反省。

「本を読む=学ぶ」が基準になっていたので、最近の読書がとてもしんどかったことにも気づけた。何かを得ようとしなくていい。役に立たなくてもいい、読んだ端から忘れていくんだし、好きに読んだらいいのよ、本はそういうものよ、たぶん。

「ただ読みたい」と「ただ書きたい」がある人生。それだけで幸せじゃないでしょうかね、知らんけど。





11月22日(金)

知ってましたか? 11月22日が「いい夫婦の日」だってことを。毎年SNSで見かけるのに、毎年この日が「いい夫婦の日」ってことを私は面白いほどに忘れてしまう。数字の「2」を「ふう」って読むことが頭にないからなんだろうな。「1,2,3」を「ひぃふぅみぃ」と数えることは知ってるけど、実際にそうやって数えることってないしね。

『つながる読書』をパラパラと。三宅香帆さんが推している『オリガ・モリソヴナの反語法』と、安積宇宙さんが推す『生きることのはじまり』が気になる。





11月23日(土)
11月24日(日)

息子に「自分の部屋が欲しい」と言われていたので、土日のうちに部屋を作ろう!と決めたのはいいけれど、夫は仕事で不在のため、私がひとりで重たいものを持って一階と二階を何度も往復しなければならないと気づく。いやいや、私にならば出来るはずさ!!と自分を奮い立たせ、なんとか息子の部屋を二日で完成させた。私グッジョブ!!




11月25日(月)

腰が痛い。そしてなぜか太ももが筋肉痛だ。おそらく昨日と一昨日の作業で痛めたっぽい(おそらくっていうか、それ以外にないのでは)。

力仕事は、自分が思っている以上に体に負担を与えている。そして私はその負担の見積もりが甘い。もっと無理しても大丈夫だろうと過信する傾向がある。気持ちだけはまだ20代だから、なんぼでもいける!!と思ってしまうけど、体は気持ちのことなんて無視して、年相応の痛みを表現してくるから参ってしまう。気持ちに合わせた行動をしてもらわないと困ります!!(体「いつまでも20代のつもりでおられても困りますがな」)

ってことで、『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』を買った。腰が痛い自分へのご褒美。これで良くなーれ(病院に行かずに本屋で腰を治そうとするスタイルでお送りしました)。



いいなと思ったら応援しよう!