読書日記・いまのほうが生きやすい
8月15日(木)
子どもたちと『インサイド・ヘッド2』を観にいくことになった。急なことで前のほうの席しか空いてなくて、見上げるような状態で映画を鑑賞したため首が痛む。
しかし映画はとても面白かった。思春期の複雑な気持ちの変化がわかりやすく描かれているので、こういう風に感情は変化していたのかもしれないなと、自分の思春期時代を思い出す。
友だちとの関係でダメージを受けたり、親の心配がうっとうしくて素っ気ない態度を取ったり。大人になれば、当時の状況や感情にどうしてあんなに振り回されていたんだろうか、と思ってしまうけれど、それはきっと、何歳になっても同じで、いまの私が心配しすぎることも、老女になった自分からすれば「そんなに心配することなんてなかったのにね~」と思うようなことなんだろうな。
思春期に比べたら、いまは年齢を重ねたせいで体力的にはしんどいけれど、精神的にはラクになることが増えていると思う。いまのほうが確実に生きやすい。体力的にはしんどいけどもね(さっき聞いた)。
8月16日(金)
宮田ナノさんの『もしもし、こちらは夜です』を読む。森茉莉さんが紅茶を飲みながら執筆をしていたということで、宮田さんも夜中に紅茶を飲みながら仕事をしているという話があって、うらやましくてたまらなかった。
カフェインを摂取すると、当日どころか翌日まで眠れなくなってしまう私は、カフェインを摂取することを自分に禁止している。なので紅茶のようにカフェインの含まれている飲み物は、もう何年も飲んでいない。
本当は紅茶も珈琲も、カフェインの入っているものは大好物!!なのに、眠れなくなってしんどくなるので飲むことができない。だから紅茶を飲んで仕事をする宮田さんや森茉莉さんがうらやましくてたまらない。あぁ紅茶をがぶ飲みしたい!!!がぶ飲みしても眠れる人になりたい!!!!!
8月17日(土)
子どもたちをプールへ連れて行く。筋肉がモリモリでかなりの逆三角形な男性(監視員さん)がいて、思わず凝視してしまった。
あまりにも逆三角形すぎるので、
「この人はひっくり返ってしまわないだろうか?」
なんてことを考えていただけなんだけれども、そんな私の思考なんて外にもれるはずもないから、周りからすれば
「若い男性に熱い視線を送っている危ないおばさんがいる」
と思われていたかもしれない。
ただただ、彼の筋肉量がモリモリ過ぎて、体のバランスがおかしくはないだろうか?と気になっていただけなんだけども、無遠慮な視線も何らかのハラスメントかもしれず、これからは気つけなけば。
監視員さん、無遠慮に見つめてすみませんでした。筋肉が気になっただけで、あなたに興味はこれっぽっちもないんです!!!(それはそれで失礼なのでは)
8月18日(日)
原田ひ香さんの『古本食堂』を読む。出てくる食べものたちも美味しそうなんだけど、それ以上に魅力的なのが紹介されている本たち!!どれもこれも面白そうで、普段だったら手に取らないだろうなと思うジャンルなんだけど、どれもこれも読んでみたくなった。とくに本多勝一さんの『極限の民族』や、『三人法師』が気になる。
『古本食堂』は最初登場人物がつかめなくて、誰がどういう人なのか理解するのに手間取ってしまったんだけど、少しずつ登場人物たちの良さがわかりはじめると俄然物語が面白くなっていき、最後にはもうみんな幸せになってくれよ!!という気持ちでいっぱいだった。とにかく良かった。
続編が出てくれないかな~と、淡い期待を抱いていたら、なんともう発売されていてビックリした!!!!続編も絶対に読むぞー!!
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