新しいものに触れてみるのも悪くない
年齢を重ねると、新たなものに興味を抱くことって減る。それは実感として持ち合わせてもいたのだけど、最近少しずつ読んでいた『20代で得た知見』にも同じことが書いてあった。
『20代で得た知見』の中でFさんは「見ておきたい映画・本・ライヴ・展覧会のリスト」を作っておくといいという話をされていて、そこにこんな言葉があった👇
私自身、同じ映画やドラマばかりをいつも選んでしまっていたので、Fさんの言葉がグサッと胸に刺さった。新しいものにチャレンジしようなんて、みじんもなかったことに気がついた。
新しい映画を見なくても、繰り返し見る作品があるだけで幸せを感じていたけれど、そうはいっても自分の中に何かしらの新しい風を入れたいときもある。Fさんの言葉に触れたいまが、新しい風を入れたいときのような気がしたので、見たことが無かった『マイ・フェア・レディ』を見てみることにした。新たな映画にチャレンジしようとして、なぜに古い作品を選んだのか、自分でも謎。
映画が公開されたのは1964年らしいので、いまから58年前。そろそろ還暦ですね。しかし58年の歳月を感じることはなく、ただただキレイな作品だった。U-NEXTの画像処理が良かったのかもしれない。知らんけど。
以前、「映画はアート」だと聞いたことがある。映画のどの場面を切り取ったとしても、それがアートのようにキレイであればあるほど、映画として成功しているらしい。
そういう意味でも『マイ・フェア・レディ』は、どの場面を切り取ってもキレイなので、まるで絵画のようだなぁと、絵画にまったく知識のない私でも思った。オードリー・ヘップバーンその人が、ただ居るだけで美しいというのもあるのかもしれない。本当に美人さんよね。
この映画を観てオードリー・ヘップバーンに興味を抱いた私は、彼女の人生を簡易的にでも良いから知りたくなったので、『オードリー・ヘップバーン ──世界に愛された銀幕のスター』を手に取ってみた。
この本を読んで、オードリー・ヘップバーンが努力の人であることを知った。弱音を吐かずに自分のやるべきことに正面から向き合って、逃げることもなくひたすら努力を重ねる人。そんな努力を重ねたことによって道はどんどん開けていき、地位や名声を手に入れた!というような、キラキラしたストーリーに仕上がっている気がしないでもない。
実際にオードリー・ヘップバーンの人生は、キラキラしたものだったのかもしれないけれど、人間くささがまったく感じられないせいで、私はどうにも信じられない気持ちでいっぱい。こんな女神のような人って本当にいるの???(いたんでしょうね、きっと)
もう少しオードリー・ヘップバーンを深堀りした本が読みたいので、次はコチラの本を読みたいと思っている👇
新たな映画にチャレンジしたことで、こうして読みたい本まで増えた。これは嬉しい誤算だった。
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