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黙って見守る

ずっと欲しいと思っていた本をようやく購入した。

私はこの本のタイトルにあるような、「放っておく」が大の苦手。ついつい口を出すし、手を出すし。放っておいてよ!と言われても、それでも放っておけなくて、口を出すし、手を出すし。

「放っておく」というのは、見放すようで気が引ける。放っておくなんて薄情だもの、そんな薄情な人に見られたくない!といった、打算的な思いで行動しているのだろうな。相手のために行動しているのではなく、保身のための行動。

 たとえば悩みに沈んでいる人がいるとき、どう対応するか。二つに分かれるのではないかと思います。
 一つは、何かしら言葉をかけて、元気づけること。
 もう一つは、何もいわず、何もせず、そっとしておいてあげることです。

『放っておく力』より引用

元気づけるのは「おせっかい」、そっとしておいてあげるのは「気づかい」らしい。

子育て本を読むと、「子どものすることは見守ろう、間違いがあるのならそっと教えてあげよう」みたいな話がある。これらも「放っておく」のと同様に、見守るというのが軸にあると思われる。私はこれがとても苦手だ。

しかし、苦手だと言い続けて逃げているだけでは、状況は悪化するばかり。子どもたちからはすでに、ママは口うるさくて面倒くさいと思われている。「おせっかい」ばかりしていないで、「気づかい」の出来る人になりたいと心から思う。

まずは「黙る」ということを覚えたい。何かというとすぐに口を開いてしまうし、口を開けば文句ばかり出てしまう自分を、まずは変えていかなければ。

黙って見守る。がんばる。

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