【読書日記】2021年8月7日
図書館で見つけた、『ブックセラーズ・ダイアリー』という本。
予備知識もなく借りてきたけれど、古書店の主の日記だった。
スコットランドについての知識もなく、最大の古書店と言われてもピンとこない。それに店舗をかまえていても、ネットでの売り上げのほうが大きいようで、これも時代なのかと色々と考えてしまう。
ネット販売はAmazon経由でなされているらしく、それが古書店の現状だと書かれていた。他の手段はなく、Amazonに頼るしかないんだそうな。なので評価を低くつけられると、Amazonから注意を受けるらしい。
古書店のボスになったはずの主人公だけど、Amazonがボスのような気持ちだと日記に書いていた。
私はAmazonで古本を買うことがないので(そもそも楽天派)、そういったシステムになっていたことに気づかなかった。でも考えてみたら、それが一番本が売れる状態なのかもしれないな、とも思う。Amazonにアクセスする人の数は尋常じゃないほど多いんだろうし。
そんなことを思いながら読み進めていたけれど、どうにも先に進まない。困ったなぁと思いながら、またもや柿内正午さんの『プルーストを読む生活』を再読し始めた。
あぁ・・これだぁと思う。この世界観がやはり好きだなぁと思いながら眠りについた。幸せ。