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励ましているようで励まされる職業

「感情の濃淡を味わうこと」で登場した「自分のなりたい像がはっきりしていて、そこから外れた結果だと、どんな小さいことでも癇癪を起こしてしまう〇〇くん」ですが、担任の様々なサポートのおかげで当日は、気持ちよく運動会に参加することができました。徒競走や、玉入れなどで負ける度に悔しげに涙を見せながらも堪えている姿に成長が見て取れました。

さて私のクラスはというと、応援団長がシャイでして、大きな声を出すことに抵抗のあるタイプ。様々に練習は積んできたものの、当日の朝は極限状態の緊張感を感じたようで、その旨が登校時に母親から校門で挨拶をしていた校長に伝えられていた。

それを知らずに出勤したばかりの私は、校長から「とても緊張して登校してきたみたいだよ・・・」という話を聞き、「朝練しようと思っていたんですけど・・・(ドラムロールの)」と答えると「それがいいね!」とのこと!? 
「(心の声 そうだった!! 自分の練習してる場合じゃあなかったよね)」と思い、教室へ行き、「今から、太鼓の練習するんだけど見にくる?」「叩かせてあげる(^^)」と団長女子を誘った。「見に来る?」だけでは気持ちは動かなかったようだが「叩かせてあげる(^^)」というところに反応してくれたため、もう片方の団長も誘って体育館へ。

ドラムの叩き方を簡単に説明して、バチを渡した。ドラムを叩いているうちに、気持ちがほぐれた様子で笑顔が見られた。そこで
「選手宣誓の練習してみる?」と投げかけると元気の良い返事が返ってきた。二人で練習をしているうちに心配した校長も体育館にやって来たため、本番さながらの練習をすることができた。(その裏で私もちゃっかりとドラムロールの練習ができた)

それから僅か、10分後には、本番でこれまでで1番堂々と「選手宣誓」をする姿が見られた。

自校は、天候に関わらず体育館開催のため、跳び箱やマットを披露する種目がある。

中には、練習中に8段から落ちてしまい、跳び箱自体が恐くなって「私、4段にします」と言っている子もクラスにいたのだが、体育の担当教師が、昼休みに誰でも練習できるように、様々な段の跳び箱を用意して体育館を解放してくれたため昼休みに自分の好きな段を練習することができた。私も練習の様子を見に行くと、4段から少しずつ進んでいき、運動会の2日前には6段を跳んでいた。そしてなんと前日には7段にチャレンジしていた。本番でも見事に7段を跳ぶことができとても嬉しそうだった。

運動会が終わってから撮影したクラス写真は、みんなとても良い表情をして誇らしげに写っていた。子供たちの「力」って素晴らしいですね!


前日に黒板に応援メッセージを書いたのだけれど、子供たちのことを励ましているようで、その頑張っている姿に感動して、「励まされているのは自分だった」と感じた運動会でした。

この言葉もまるで自分に言っているみたい!
(まじめに書いても字が丸文字なんですw)


誰かに言っている言葉って結局は自分に言っているようなものなんですよね・・・。noteの文章も同じくです。


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