赤い薔薇のような君を
君はあまり喋らないタイプ
いつもどこか寂しげで
笑うところを見たことがない
そんな君が時折見せる微笑は
人を近づけない美しさがあった
君と仕事で同席をするようになって
僕と君の共通点が多いことに気付いて
納得した
なぜなら僕は昔から君のことを
知っていたのかと思うくらい
君の考えていることが分かるから
君は僕に少しずつ心を開いて
自分のことを語り出した
僕はその話に引き込まれた
これまで歩んできた人生は
歓びも哀しみも君のもの
歓びは心を輝かせてくれるし
哀しみは心を柔らかくしてくれる
君が僕の話を聞きながら
一滴の涙を流したから
僕は君にキスをした
そうだね
僕は君の魂と躯に共鳴している
全てを知りたいと願う
君に赤い薔薇ヲ3本贈ろう
赤い薔薇の花言葉は
「美」「愛情」「情熱」
この君への「情熱」が
いつかやがて
青白く冷めていったとしても
僕は君と一緒にいたいと思う
1本の薔薇は「ひとめぼれ」
2本の薔薇は「この世界は二人だけのもの」
3本の薔薇は「あなたを愛しています」
そして
99本の薔薇は「永遠の愛」
君の誕生日には
3本ずつ赤い薔薇を贈るよ
いつか99本になればと
思うからさ
【花言葉シリーズ➓】薔薇