採用広報の観点で語る「Spectrum Tokyo Festival 2024」参加レポート
こんにちは。RAKSULデザイナーの武田萌花です。
12月7日(土)〜8日(日)に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2024」に初参加してきました!
直近で採用イベントでのブース設計・配布物のデザインを担当していたので、採用広報の観点からの気づき・学びにフォーカスして参加レポートを書いてみようと思います🙋♀️
Spectrum Tokyo Festival 2024とは?
Spectrum Tokyoが年に1回開催している、2日通しのデザインフェスティバルです。登壇後のスピーカーと気軽に話せるAMA(Ask Me Anything=何でも聞いてね)や、日本語/英語に対応したプレゼンテーション、飲食にもこだわった体験設計が特徴的。(限定のランチ🍛本当においしかった…!)
noteさんとの対話:イベントにおける体験設計の重要性
今回特に学びが多かったnoteさんとの1on1や、ブースでの体験設計について紹介します。
note株式会社は、Spectrum Tokyo Festivalに3年連続でスポンサーとして参加されています。特に印象的だった企画「noteメンバーとの1on1」はnoteオリジナルマグが貰えることもあり、連日大人気。1on1というと少し緊張するのですが、私も思い切って参加してみました。
選んだトークテーマは「デザイナー採用」。プロダクトデザイナー | Yamazakiさんと、ブース出展で意識していることや、採用におけるイベントでのアプローチ方法についてお話しました✍️
「会社を知ってもらう」を超えて
デザイナー向けのイベントに出展する大きな目的は「会社について知ってもらうこと」です。また会社の名前だけでなく、「デザイナーを採用していること」やデザイナーがどんな仕事をしているか、まで知ってもらうことが極めて重要であるとのこと。実際に1on1をする前と後では、noteのデザイナーさんの考えやコミュニケーションの雰囲気など、解像度がぐっと上がりました。採用において、入社後の自分の姿を描けるかどうか?はとても重要なので、展示での視覚的な情報提供だけではない、対話を軸にした企画は非常に素敵な取り組みだと思いました。
イベントの体験設計と業務を並行する難しさ
Spectrum Tokyo Festivalでのブース出展含む一連のデザインをどのようなメンバー構成で行ったのか?聞いてみると….
プロダクトデザイナー3人、グラフィックデザイナー1人で行ったとのこと。3〜4人のチームで進めることで、ノベルティなどのアウトプットだけでなく、参加者とのコミュニケーションを含めたより良い体験を作れるのだなと痛感しました。
10月〜12月にRAKSULが出展した採用イベントでは、体験設計・展示物のデザイン・配送などの業務を約2人(新卒デザイナー+リードデザイナー)で進行したので、息も絶え絶えでした💦
イベント準備と日々の業務を並行する難しさについても共感できる部分が多くあったのですが、noteのデザイナーさんは日頃から月1回、人事チームとの採用広報における戦略やアイデア出しのためのMTGを開催しているそうです。長期的な戦いともいえる採用活動がより良く循環していくためにも、私たちも今後人事チームと連携してみると良さそうだな、と思いました。
✅ RAKSUL DESIGNブース出展についての紹介記事もぜひ併せて読んでみてください!
効果的なイベント出展をするためには?
昨今、様々な規模のデザインイベントが開催されています。スポンサーとしてブース出展する時の決め手や、考え方についても質問してみました。
重要なのは、イベント参加者の業種・世代などの傾向と採用したい人材のマッチ度だそうです。
例えば、Spectrum Tokyo Festivalの参加者は企業で働かれているデザイナーさんが多い傾向にあり、中途・キャリア採用に効果的だと言えるかもしれない。一方で、新卒採用などを周知するには学生が多く参加するイベントへ出展することが効果的です。
今後RAKSULがイベントに出展する際にも、その場に集う人の傾向を分析した上で検討することをトライしてみたいです。
また、Day2で登壇されていたnote CDO | 宇野さんの記事「協賛したくなるイベントの条件は? 〜CDO目線で考える5つのポイント〜」も紹介していただきました。イベントの出展は、準備・当日のスタッフ共に大変な労力がかかります。採用という軸で効果が得られるか?はとても重要ですが、「参加した社員が楽しめること」という観点は、今後ぜひ取り入れたいと思いました。
コミュニケーションを促進するアイスブレイクのデザイン
会場では、Day1で登壇されていたGROOVE X株式会社の「LOVOT」がお出迎え。一緒に参加したRAKSULメンバーも、つい時間を忘れて触れ合ってしまうほど、参加者に癒しを届けてくれていました。また、AMAセッションの場でもアイスブレイクの1つとして大活躍。
初めて間近で触れ合ったのですが、リアルな動物と接しているような体験が実現されていて驚きました👀
GROOVE X株式会社のセッション「ロボットはニンゲンの家族になれるか?」では、LOVOTのデザインについてのこだわりや、開発秘話が語られました。
例えば、LOVOTの体温は猫と同じ37~39度。排気熱をうまく利用して、生き物らしさをデザインしています。実際に触れてみると、脇の下のあたりがじんわりあったかくて、体温のような安心感がありました💖
動物のように長く愛されるよう、より「シンプル」なデザイン・アイコニックな形状を追求しつつ、瞳のパターンは10億通りから一定のランダム性を持ってカスタマイズされる設計など、システムを感じさせない体験が丁寧にデザインされています。
海外ではペットを連れてきても良いオフィスもありますが、人間だけでは作れないあたたかな空気が人々を和ませ、よりフラットな交流生まれるのだな〜と感動しました。RAKSULの主催するイベントにもLOVOTを招待したい!
美味しい=楽しい
Spectrum Tokyo Festival 2024の特徴の1つでもある飲食へのこだわり。
イベント参加者の元気を底上げしていたのは、間違いなくイベントで振る舞われる飲食だったでしょう。
ランチには、数量限定のオリジナルカレー・お弁当box・押し寿司などバリエーション豊富なメニューがあり、私は連日カレーの列に並んでおりました。また、ドリンクコーナーでは運営メンバーがパッケージデザインなどで携わっている地酒やソフトドリンクなどが提供されていたところも印象的。ただ消費するのではなく、いたるところでデザインに触れることができる、これもまさにSpectrum Tokyoの体験設計なのだな、と感動しました✨
RAKSULも自社オフィスで開催するイベントでも、実はケータリングをこだわっています🎉
人間なので、やはり美味しいものがあるとテンションが上がります。参加者が時間やお金を費やしてでも行きたい!と思えるイベントにするためにも、ささやかなホスピタリティが欠かせないのだと、改めて学びました。
そういえば、コミュニケーションデザイナーのiidaさんはカレーを作れる人だったような🤔 iidaさん、RAKSUL CURRYどうですか?
来年はいよいよオフィスが移転するので、Spectrum Tokyo Festival 2024での学びから、社内外を巻き込んだより良いイベントの企画・運営ができそうです。
最後に
他にも興味深いセッションがたくさんあったのですが、今回は自分が最近担当している「採用広報」の観点からの学びをまとめてみました。
新卒で入社して数ヶ月で、採用関連のデザインをしていることにまだ慣れていませんが、他社さんのブースや体験設計での気づきを活かして、さらにRAKSUL DESIGNのブランド認知をアップデートできたらと思います。
それでは、また👋
RAKSUL DESIGNについて
✔︎ RAKSUL DESIGN MAGAZINE(note)
✔︎ X (Twitter)
✔︎ RAKSUL DESIGNの紹介