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21歳、スピッツ沼を語りたい

私の推しは、ロックバンド「スピッツ」である。
胎教に始まり、現在、大学3年生。
21年間ずっと聴き続けている。
スピッツは、私の身体の一部。スピッツを軸に生きています。
もう常に「初恋クレイジー」状態。
そんな私にピッタリのテーマ「#ハマった沼を語らせて」

沼落ちとは、人生を豊かにする"清々しい堕落"
(「歌ウサギ」の歌詞より)
スピッツが"推し"として、いかに魅力的で健全で
素晴らしいかを知っていただけたら、幸いです。



・曲!!!!!

そりゃもう、まず楽曲ですよ。サウンド、そしてメロディー。
4人が奏でるバンドサウンド。
マサムネさん、テツヤさんのギター、
田村さんのベース、﨑山さんのドラム。
ああ、これスピッツの音だな~って感じる瞬間が
ファンになると訪れる。
全く聴いたことのない新曲でも、気づく自信がある。
それくらい、脳内にスピッツの文字が浮かんでくる。
BGMでスピッツの曲が使われている時、
すぐ気づけるんですよ。反射レベルだねこれは。
うまく具現化できないけど、
スピッツ成分みたいなものを感じる。

どんなアレンジの、どんなジャンルの楽曲でも、
4人が奏でれば、スピッツの曲になる。
まるで魔法のような、スピッツ印のパワー。

カッコよくて、爽やかで、優しくて、力強くて。
スピッツのイメージを作り出すのは、
やっぱりサウンド&メロディーだと思う。

歌メロ、イントロ、間奏、アウトロ、
ありとあらゆるメロディーが最高。
もう最高としか言えない。
しっくりこないメロディーが一つもない。まさに、

心弾ませる良いメロディー

「猫ちぐら」作詞作曲:草野正宗

最近聞くけど、イントロ不要? ギターソロ不要?
何言ってんだろうと思う。邪道にも程がある。
それこそ、音楽の醍醐味ではないの?
世代じゃなくても、詳しくなくても、
スピッツのメロディーは、きっと心に染み込んでいる。
聴いている時の心地良さ、歌った時の気持ち良さ。
聴いていても、歌っても、演奏しても、快いメロディー。

楽しい気分の時は、より楽しくなるし、
切ない気分の時は、その切なさに浸れる。
そのぬくもりは、どんな時も寄り添ってくれる。

しなやかでオリジナルなエナジー

「Sandie」作詞作曲:草野正宗

スピッツが私のエネルギー。そして、癒し。
スピッツが奏でる、スピッツのメロディーが
ファンの心を掴んで離さない。


・唯一無二! マサムネさんの歌声

推しがいる人すべてに共通すると思うけど、
推し=本家を超える存在はいないんですよ。
マサムネさんのボーカルも、スピッツサウンドの一つ。
そもそもの天性の声質、
しなやかで美しく、なめらかな歌声、
柔らかく、かつハリのあるハイトーン、
深みのある低音、歌詞の世界を拡げる声色、
メロディー、楽曲によって異なる歌い方。

例えば、最新作の「ひみつスタジオ」なら、
「跳べ」「美しい鰭」「未来未来」 味わいが全然違う。
ホントに違うから、ぜひ聴いてみてほしい。
マサムネさんのボーカルテクニック、もっと評価されるべき。
儚い雰囲気を纏う曲もあれば、
たくましさを感じるボーカルの時もある。
しかも、高音も全然辛くなさそうなんだよ!
全然力んでないし、表情も変わらない。
この表情の変わらなさは、
歌詞の解釈を狭めないことにも繋がっていると思う。
なんなら、高い声の方がラクそうなんだよな~
しかも、ギター弾きながら、だよ?
ボイトレ行ったことないんだよ?
それに、ボーカル志望じゃなかったんだから。
ありがとう、ボーカルになってくれて。
モノマネされている方もいらっしゃるけど、
全然似てないんだよな~  特に高音部分。


・草野正宗のソングライティング

(マサムネさんは、作詞作曲の際の名義は、
漢字表記(本名)なので、ここもそれに準じて。
名前も、カッコよすぎるんだよなー)
私などが言うまでもなく、
ゼロから生み出す人は、すべて天才だと思う。
こんなことを書くことさえ、烏滸がましくなる程、
スピッツの、ボーカリストとしても、ギタリストとしても、
ソングライターとしても、天才

天は二物をも与える。それを証明する存在だと思う。
マサムネさんの書く歌詞は、詞であり、詩。
メロディー、リズムとのマッチング、その美しさと、
詩単体で読んだ時の素晴らしさ。どちらもある。
マサムネさんの詞について、何て書いたらいいか。
ピッタリだなと思った表現が
「オバケのロックバンド」のサビ。

子供のリアリティ  大人のファンタジー
オバケのままで奏で続ける
毒も癒しも  真心込めて
君に聴かせるためだけに
君に聴かせるためだけに

作詞作曲:草野正宗

初めて聴いた時、もう泣いた。泣く要素多すぎてさ。
メンバー全員ボーカル、インディーズ時代の歌メロ、
そして、この歌詞。今のところ、感動した曲第1位。
マサムネさんの詞は、
リアリティとファンタジー、毒と癒し、棘と丸、
死と生(性)、光と闇、懐かしさと新しさ、
始まりと終わり、直接的と抽象的、などなど、
これらの要素が絶妙に成り立っている。
また、妄想癖も、くすぐられる歌詞。
なぜなら、マサムネさん自身、解釈を語らないからね。
聴く人それぞれの解釈で楽しめる
すべての解釈が正しい。ゆとりと余白、奥行きの美。
初期のシュールな世界観も、2000年代前半の尖ったフレーズも、
近年のストレートな温かさも、全部好き。

どうしたらこんなに、名曲を作り続けられるんだろう?
どうしたらこんなに、ときめきを届け続けられるんだろう?
もう尊敬しかない。スピッツメンバー全員尊敬している。
サウンド、メロディー、歌声、歌詞、
それらが全て混ざり合って、引き立て合って、輝いている。
それがスピッツの楽曲。だから、全部名曲。


・ロックバンドであり、ライブバンド

スピッツのロックへの姿勢。
結成当時から、変わらない熱、衝動。
そのロックバンドとしての凄みを、そして、
サウンドや歌声といった、先に説明した、
スピッツの魅力を一番に体感できる場所、それがライブ。
スピッツは、ライブ活動を特に大切にしている。
音源の再現性の高さはもちろん、
なんなら、ライブの方がいいと言っても過言ではない。
生音、ライブならではのアレンジ。
とにかくライブパフォーマンスが、めちゃくちゃ良い。
セットや、曲に合った照明なども。
あと、何と言っても、田村さんの動き。
どうしたら、あんな暴れながら演奏できるんだろう。
スタミナが凄すぎる。
﨑山さんのスマイルに撃ち抜かれることもしばしば。
煽らない、なんなら観客の心配もしてくれる、
ユル~いMCも、大好きなんだよな~
テツヤさんの小ボケも、欠かせないスパイス。
スピッツは、MC多めのバンドです。
カッコいいパフォーマンスと、
可愛らしささえ感じるMC、そのギャップがたまらない!
たまに、ライブに複数回行く理由が分からない、
同じ曲演奏するんでしょ?的なこと言う人もいるけど、
同じライブなんて、一つもない。
かけがえのない、その日だけの特別な空間。

マサムネさんも、MCで、
今日、来てくれた一人一人に感謝したい、
一人欠けても(ライブ)出来なかった、
最近は、終わりに「生まれてきてくれてありがとう」と
言ってくれる。この言葉は、本当に沁みる。
「めぐりめぐって」では、こう歌っている。

違う時に違う街で  それぞれ生まれて
褒められてけなされて  笑ったし泣いたし
たまには同じ星見上げたりしたかもね
そして今めぐり逢えた

作詞作曲:草野正宗

スピッツとファンが繋がることができる場所、
それがライブなのです。

& スピッツのスケジュール(年単位)を簡単にまとめると、
アルバムイヤー=ツアー&メディア出演

フェス・イベントイヤー  もしくは、何かのアニバーサリーイヤー

GO!スカイヤー=アルバムレコーディング

アルバムイヤー    と、こんな感じ。

アルバムリリースは、約3年周期だから、
活発にメディア出演する訳じゃない。ラジオ出演がメイン。
ツアーは、全国規模。会場は、ホール・アリーナ。
とはいえ、レギュラーイベント(スピイベ)は、必ず開催。
イベントでは、ライブハウスの距離感を大切にしている。

そして、GO!スカ(ファンクラブ会員限定イベント)
ツアーやほかのイベントとは全く違う!
ファンからのリクエストを元にした選曲
(カバーも披露)
新曲披露、特別感のあるグッズ、記念品 etc
スピッツとファンだけの密な空間を味わえる。


・結成38周年、デビュー34周年!

スピッツは、今年で結成38周年を迎える。
そして、これまで、解散、活動休止、
メンバーチェンジを行ったことがない。
まず、長年活動し続けていることの凄さ。
結成30周年イヤーにリリースされた「1987→」

この曲には、私の想いが、もう全部詰まっている。
MVを観るたびに、泣きそうになる。
続けるということは、簡単じゃない。
紆余曲折もあって、今がある。
楽曲制作、ライブパフォーマンス、
衰えることなく、進化し続けている→→→→

本当、尊敬しかない!
長年、活動しているからこそ、
知ることが沢山ある、その楽しみも深い。

「オバケのロックバンド」の歌詞には、

少しでも微笑みこぼれたら
そのしずくで俺生きていける
忙しけりゃ 忘れてもいいから
気が向いたなら またここで会おう

Cメロ部分

と、あるけれど、ファンからすると逆。
私にとって、スピッツは人生の一部。NO SPITZ, NO LIFE!
スピッツ沼は、本当に心地良い。


・ロック大陸漫遊記

チャラけた時も  悩める時も  君の話を聞きたいのさ

「悪役」作詞作曲:草野正宗

毎週、マサムネさんの声を聴ける、年始にはメンバー登場。
リクエスト・メッセージを送れば、紹介してもらえるかもしれない。
2018年から始まった、ロク漫は、
私にとって、もう本当に欠かせない存在。
スピッツファンに限らず、音楽好きにはたまらない番組。
選曲やテーマを楽しむだけでなく、
色々なエピソードを聞けるし、ZO-3(ギター)での実演もあるし、
歌ってくれることも結構あるし、
地域差はあるけど、スマホさえあれば、
radikoで聴ける、最強のスピッツコンテンツ!
ロックについて、スピッツについて、詳しくなれます。
マジで、これからもずっと聴いていたい。
& 私も何度か紹介されたことあるので、
リクエスト、ぜひ送ってみてください(根気強く!!)
推しに名前を呼んでもらえた時の喜びは、格別。


スピッツの魅力は、まだまだありますが、
魅力を言語化するのって難しいです。
こんな時「えにし」のサビが刺さる。

伝えたい言葉があふれそうなほどあった
だけど愛しくて忘れちまった
恥ずかしい夢見て勢いで嘘もついた
そして今君に出会えて良かった

作詞作曲:草野正宗

また「砂漠の花」には、こんなフレーズが。

君と出会えなかったら
モノクロの世界の中
迷いもがいてたんだろう
「あたり前」にとらわれて

作詞作曲:草野正宗

スピッツに出会って、スピッツを好きになって、
ファンになって、毎日がより豊かになり、カラフルになった。
スピッツは、私にとって「砂漠の花」
"生きていく力"をくれる存在。
これからも、スピッツ推し活、
略して、スピ活を楽しんでいきたい。


推し活を楽しむすべての人々に、幸あれ!
では、最後に「スピカ」の名フレーズを。

幸せは 途切れながらも  続くのです

作詞作曲:草野正宗


私のスピッツ沼を語らせていただきました。
長文読んでいただき、ありがとうございました。





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