学校を続けるための工夫
嫌で嫌でしょうがなかった通信制高校を続けるためにやっていたことをまとめた。
何より辞めることへの抑止力になっていたのは「中卒になることへの恐怖」だったのだが、いくら自分を追い込んだとしても無理な時は無理。あと、マイナスな感情を燃料にするのは鬱のもとなのでできればやめた方がいい。
①頑張りを「見える化」する
全日でも通信でも、卒業までに最低限必要な出席日数がそれぞれ決まっていると思う。ゴールをそこに設定したスタンプカードのようなものを作って、行けたら印をつけると目に見える達成感があって良いと思う。
私は学校でマス目と斜線が入った記録用の紙を渡されていたので、教科ごとの必要出席回数とレポートとテスト回数の分だけ区切ってその都度記録して管理していた。日付を書くだけで良かったのに、色まで塗っていた。
今どきの通信制高校はネットで記録を確認できたり、なんならネット上でレポートを送れたりするところもあるらしいが、うちは何もかもアナログで正直呆れていた。
しかし、今思うと紙に記録するのはやりがいがあって良かったと思う。ひとつひとつ埋まっていくのが嬉しかった。
他にも瓶とビーズを買って、達成するごとに1つづつ入れていくという方法もある(だいぶ前に勉強系YouTuberのみおりんカフェさんのアイデアを私のフォロワーが紹介していた)(ややこしい)。数の決まっていない目標ができたらやってみたいと思ってずっと温めている。
また、絶不調だった頃は1回登校したら数千円のものを買ってもいいということにしていた。
ただし私はあまり物欲がなくて、物を買うと「ああお金が無くなった」という気持ちが勝ることが多いので、「買ってもいいということにした」だけであまり買ってはいない。
②送迎してもらう
親と仲が悪い人にとっては最終手段である。
今年度の秋頃からは、一人で電車に乗って学校に行くのが不可能なほど学校が無理だった。どれだけ調子が悪くても強制的に運んでもらうために、どうしても行かなければならない日は親に送迎を頼んだ。これだけでも多少は気が楽になった。
自分で自分の体を学校まで持っていくのがどうしても辛かったのだがそれがなくなり、帰りの体力を温存しなければならないというプレッシャーからも解放された。そんなに限界なら学校なんて行くな。
限界だったのが最後の数ヶ月だけだったので荒治療で頑張ったが、最初からこんな感じだったら卒業まで続いていなかったと思う。
追記
最初の方は学校そのものへの苦痛はそれなりだったが、パニック発作?が癖になっている頃だったのでまた別のしんどさがあった。
体調不良で10分抜けるだけで欠席扱いにされる通信制高校、ここだけじゃないか?
おそらく相当顔色悪かったのに平然といなかったことにされた時、人の心があるのか疑った。なんならそこのところは全日制の方がだいぶ甘かった(逆に10分でもその場に居れば出席扱いにしてくれていた)。
その頃は学校の前に抗不安薬を飲んで酔ってから行っていた。
調子が悪いと先生の声が脳に響く。これも発作のもとなので耳栓をして髪で隠していた。
密室が怖かったので、廊下側の出入口に近い席に座って、窓を開けて授業中も時折外(廊下)を見て気を紛らわしていた。
高校に入ってからずっと合わない場所で無理やり頑張っていて、自分が可哀想である。