その辺の中学生の方が大人に見えるね

未来の自分に手紙を書いてみたが、あまり書けなかった。
未来の自分がどうなっているか、今よりもっと悪い状況なんじゃないかなんて想像して、今の悩みを書くことが未来の自分を傷つけてしまうような気がしたからだ。
今の自分は過去の自分に誇れるようなものじゃない。むしろ中高の頃のほうがうまくやれていたから、今の自分は昔よりも幼く感じる。

昔は自分のことを“年相応”、いや、何なら上だと思っていたこともあった。確かに、年の割には物事を深く考えていたので大人びてはいたと思う。中学までは皆同じように進んできた。偶然かもしれないが、私の知る限り同級生達にも派手なことは起こらなかった（芸能人なった人がいるとかね）。だからある意味では私が一番目立つことをしていたし、先生も私が思慮深く真面目な人間であることを評価してくれていたので、それが劣っていると感じることも特になかったのだ。
高校受験の面接のために先生と考えた自分の長所も、新たな自分の才能を見つけられたようで嬉しかったからね。ちなみにそれは「物事をじっくり考えることができる」なんだけど、裏を返せば反芻思考。当時から鬱になる素質はあったんだなと思う。何でも言葉を変えれば長所にも短所にも成りうるのだ。実際、今のところそれがプラスに働いたことってそんなにないんじゃないか？

今はその辺の中学生を見るだけで、言葉が合っているかは分からないが、腰が引けるというのだろうか。勝手に尊敬の対象として見ている。いくら真面目に考えていたって、結果が出ないと評価されない年齢になってしまったからだ。
昔から「自分なんて敬われるべき対象じゃないから」と思っていて、むしろ舐められているくらいの方が気持ちよかったのだけど、今の圧倒的自信のなさで下の子を見て慄いているのは成人として恥ずかしいし情けないです。