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思考の拡げ方はお好きなところから

こんにちは、MOJIKARA研究所・本田蒼風です。

今日は自分のテーマの文字として「太を選んでみました!」とメッセージをくださった方がいたので、私の思考の枝葉を拡げ方…という内容でお話ししました。

思考の拡げ方は究極、人それぞれお好きなやり方で…と思いますが、
今後皆さんが思考を深めたり、着想を得る際の何か参考になればとおもいます。

身近な環境から共通点があるものを探す

自分のテーマとして漢字一文字を選んだら、私はその文字を選んだ経緯から一度離れて「その文字から連想されるモノやこと」を想像してみたりします。その文字を選んだ経緯の延長線上で深めていくこともできますが、思考を深める前に、まず「拡げる」。
自分が今まで気づいていなかったところ、見落としているところないかな?という意識で、まずは一旦その線上から離れてみるという手段にでます。

例えば、私がこの「太」という文字を選びました~という文字を見て一番初めにふと頭に浮かんだのは、近所の公園に植えられている樹齢200年のマルバヤナギの荘厳な姿。
幹がとんでもなく太くて、うちの子もその樹に登るのが大好き★

この樹がこの土地に植えられて太くなるまでの経緯に想いを馳せてみる
「いやはや、この幹の太さ、そして枝葉の拡げ方。本当に美しいな~。すくっと伸びてなくてグイグイと歪な形状で伸びているのも、この樹の魅力だよな~」と、発想は広がります。

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太→マルバヤナギの樹→樹の枝葉の伸び方の美しさ→いびつさも魅力

みたいな感じで一つ一つ答えが引っ張り出されていく感覚。

そしてこの「太」の文字は、自分のテーマとして選んだところがスタートなので(今回は別の方が選んだ文字からいってますが)、この発想が広がっていった先で見つけたキーワードが自分にも当てはめられないかな?と考えてみる。

「自分にとっての歪(いびつ)さって、どこだろう??」

自分が内側に矢印を向けて選んだ文字を、一度自分の外側の世界に共通するものを見つけて、そこからキーワードを引っ張ってきて、もう一度自分に戻す。自分(種部分)→外(拡げる)→自分(深める)・・・・

これを繰り返していく過程でどんどん思考が拡がり、そして深まっていきます。

辞書でその文字の起源や用法を改めて確認してみる

私は辞書をひくのが凄くすきで、多分これは私の趣味的な域なのですが(紙の手触りとかも含め・・・マニアックな趣味www)
辞書を開いて楽しいのは、現在私たちが使っている文字のイメージと全然違う起源があったり、漢字一文字でも使われる用法、組み合わせなどによって、色々とニュアンスが変わっていく文字(意味合い)多面性に改めて気が付くことができることです。
その不確定さや多様な感覚に触れると、自分自身の感性も可動域が広がる感覚がある。これも自分の視野をぐぐっと広げてくれるきっかけになります。

ちなみにこの「太」の文字の起源を探ってみると「安泰の泰」と起源は一緒とあります。


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古代では、赤子が生まれたときに川の水に身をさらして、両手で拾い上げることで、その子供は生涯丈夫に育つ・・・という慣習があったようで、そのことから「たっぷりと水を掬い上げる=たっぷり・大らか」みたいなイメージに転じていきました。太陽は全体を包むように光を届けますよね。
中心の点は、少し前の字体では二重線が描かれてあって、繰り返しとか何度もという広がりを伝えるための記号として点が描かれていたことがわかります。

(確かに樹齢を重ねたあの幹の太さは、年月を重ねているからこその太さだなと、また発想がぐるりと戻ってみたり・・・。)

自分が興味があるものについて「そもそも何でこんな形になったのか?」とふと疑問に思うことってありますよね?
それが出来上がるまでの行程に、何か自分がピンとくる本質みたいなところが埋まっているかもしれない…気分は遺跡や宝を掘り起こすワクワクです。

辞書でなくとも、自分以外の人の見解(客観的情報)を探してみるとか、他にどういう見方がありそうなのかを知ることは、自分自身が大切にしていきたいところを自覚していくときに、比較対象となってくれるのでとても有効です。

でもここで大切なのは、それに関しての情報を集めた上で、
最終的に「どこを今、自分に取り入れるか」を考えること。
まず自分のテーマになる「漢字を一文字選ぶ」段階でも自分の気持ちを大切にした選択をしましたが、思考を拡げていく段階でも、また拡げて入ってきた色々な情報の中の「どれを採用するか」という選択の機会が増えていきます。

自分を起点にした選択に「正解・不正解」はありません。

一つ一つに選択で自分が納得いく選択を重ねていくことで、自分ならではの軸みたいなものが作られていくのも「漢字一文字選ぶこと」で得られる面白さです。

ある程度キーワードが出揃ってきたら行動に落とし込む

漢字を一文字選ぶことで思考が拡がることの楽しさは、行動に落とし込んだ時にさらに面白さを増していきます。
さあ、自分の暮らしを使った実験の始まりです。

自分が選んだ文字から発想が広がり、新しいキーワードがいくつか見えてきたら、実際の生活をするときに、そのキーワードを意識しながら過ごしてみるとまた新しい発見があったりします。

それは漢字一文字から思考の枝葉を拡げていった先で見つけたキーワードたちなので、自然と自分が今までに意識したことがなかったような部分に注目するようになっていたりします。
人の行動は意識の向いている方向により影響を多分に受けるので、今までの自分だったら選ばなかったような行動を選ぶことがスムーズだったり、または同じ行動をとったとしても、全然違った気づきがで始めます。

今まで見過ごしていたような部分に面白さを感じたり、当たり前だと思っていたことの違う魅力に気がついたり・・・

これこそ、思考力を身につけることの醍醐味。

頭で考えるだけでなく、体感をすることで、さらに細かな気付きを拾えるようになり、さらにそれを他者に伝えるときの言葉の説得力が増していきます。
頭で考えているだけでは拾えない「感覚」や「心境の変化」は思考の先に掴める最大の産物だと思っています。

なぜ今「思考力」がこれほど注目されているのか?

今回は「太」の漢字一文字から、私だったら・・・という流れで発想と思考の枝葉を拡げる過程を書いていってみました。

でもこれはあくまで私だったら・・・という一例に過ぎません。
自分にあった方法を見つけていけるといいですよね。

思考の枝葉の拡げ方は人それぞれですが、1番大切だと思うのは

「世界の至る所に思考の枝葉を拡げるためのヒントは転がっている」

という意識を持って暮らしを送ることじゃないかな?と私は考えています。

ざらっと見てしまえば何の変哲もない、いつもの暮らしも、
ヒントがどこかにあるはず・・・と思ってネタを探す芸人のような目線と意識で過ごしていけば、きっと何かと面白いことは転がっているのです。

ただそこに気がつけるかどうか・・・ということ。

今は情報余り、モノ余りの時代だと言われます。
余っているのだから、これ以上ジャンジャン作る方向というのは環境資源的にも、そして人々の気持ち的にも舵が切りづらくなってきている。

じゃあ、どうしたら私たちの暮らしをより豊かに、そして面白がって暮らすことができるか・・・となった時に

「そうか、今あるものを違った角度から見られたら、新しい意味づけ・価値づけができて面白いっ!」という流れになってきている。

そこで改めて注目されているのが「思考力」ということなのだと思います。

思考力が高まると、今までの流れや統計の延長上ではなく、全く別の角度から物事に新しい価値を付加することができるようになるため、企業内での新規事業立ち上げや、イノベーションなどの事業で力を発揮する方が多いようです。

自分にしかない視点で物事をみたり解釈できることは、
それだけ希少価値化していくということ。
自分にしか見つけられないことを社会に出していくって楽しいですね。

そのためには日頃から自分の生活の中で「思考を楽しむ習慣」を身につけていくことが必要です。

思考とは、つまり頭の癖みたいなものですよね。

何かが自分の中に入ってきた時「これってどういうことだ?」とそれを自分のやり方で分解したり紐解いたりしながら咀嚼して解釈すること。

自分と同じ人が世界に誰1人いないように、思考の広がり方や、そこからどういう意味を見つけ出すかは一人ひとりが違ってくるもの。

その違いこそが新しい価値を作っていく力の源です。原資はいらない!あなたの頭とそこで起こる思考があればOK!

今日から一緒に漢字一文字選びながら思考習慣つけてみませんか?
https://www.honda-soufu.com/mojikara



本日も読んでくださりありがとうございました。
MOJIKARA研究所・本田蒼風でした!



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