国立市にある顔型GPSアート「顔マラソン」作品集
ランニングで描くGPSアート、いわゆる「ランニングアート」を国立市で多く設計中のもじぐみです。ランニングアートの中でも特に人気の題材「顔マラソン」を紹介します。このnoteをヒントに楽しんでいただければ嬉しいです。
顔マラソンとは
顔マラソンとはフルマラソンの距離があることを条件とした、顔の形のランニングアートのこと。「顔マラソン」公式サイトでは次のように説明している。
イベントの性質上、顔は各県ゆかりの顔が選ばれている。なので、ここでは「各県にちなんだ顔であること」を含め、「顔マラソン」は次のように定義づけられる。
顔マラソンの定義
顔の形のコースであること
各県にちなんだ人物やキャラクターであること
フルマラソン(42.195km)で完走できること
タイムを競わず楽しむこと
日本には東京都をはじめ各都道府県に顔マラソンコースがある(下記ツイート参照)。東京都は飯田橋をスタートとする「男性の顔」が公式に定められている。
大会抽選に落ちたランナーの受け皿
元々は、マラソン大会の出場の抽選を逃した多くのランナーの悔しさの受け皿として始まったのがきっかけという。今でも各県の主要マラソン大会に応募しトレーニングを重ねたのにも関わらず抽選にハズレてしまったランナーたちが集い、大会当日に走って盛り上がるという。
国立市の顔マラソン
僕が住む国立市から東京都千代田区の飯田橋まで遠いので、国立市民による国立市内の国立市民のための顔マラソンコースを作ろうと、2019年ごろから1つづつコースを設計しはじめ、2022年夏に10コースまで増やすことができました。次の章から、顔マラソンコースの描き方を解説しながら全コースを紹介いたします。
2時間で完走できるお気楽コース
フルマラソンを走る体力がないので、42kmの距離はありません(汗)。長くてもハーフマラソンなので市民ランナーならすべて2時間程度で完走できるお手軽コースです。国立市のランナーはお気軽に挑戦してみてください。
顔マラソンの描き方
ここから、顔マラソンの描き方について紹介しながら作品を紹介します。顔マラソンを簡単に描くにはコツがあります。顔マラソンのコース設計が難しいと感じたら、次の3つのコツを使って一度ランを成功させましょう。
①初級編)横顔を描く
②中級編)斜め横から描く
③上級編)碁盤の目のような街を選ぶ
一つづつ詳しく解説します。
①初級編)横顔を描くこと
顔マラソンに限らず、ランニングアートは「左右対称」の図形がとても苦手です。なぜなら、絵を道に沿って描かなければならない特質上、左右対称の道を探す必要があるからで、左右対称に道路が区画整理されている街は滅多にありません。顔の絵は正面から左右対称に描くのがほとんどなので、ランニングアートにとってとても苦手なのです。なので、顔マラソンを描くとしたら、碁盤の目や方眼紙のように整理された道路を探すしかありません。
なので、初めて顔マラソンに挑戦する方はコース作りが割と簡単な横顔を選ぶといいです。横顔は目や耳が一つだけなので、ほぼ半分のパーツで済みますし距離も縮む。参考に横顔の「顔型の基本」テンプレート(上の図)を用意しましたので参考にしてください。
テンプレートを参考に、あなたの街に合わせてアレンジしてみると、様々な顔が浮かんでくるはずです。あなたの街はどんな顔ですか?
②中級編)斜め横から描く
横顔でコツを掴んだら、次は斜め横から攻めてみましょう。急にレベルがあがったように感じますが、要領は横顔と同じです。うまくいくパターンとしては、まず横顔を描く気持ちでスタートして「斜めもいけそうだな」と感じたら、斜めを責め始めることです。なので「①初級編」から進んだ人は自然に斜めの「②中級編」に軟着陸できるはずです。そういう意味でも「①初級編)横顔から描く」から始めるのは基礎として大事なことと言えます。
前述したとおり、左右対称の道路はほとんど見つからないので、真正面から顔を描こうとしても斜め顔になってしまいます。自分が描いている街がもし左右対称の五番の目のような地理なら、真正面の顔に挑んでみてください。
③上級編)碁盤の目のような街を選ぶ
アメリカのロサンゼルスにレニー・モーガンというランニングアーチストがいて、「フリーダ・ガロ」の顔を正面から書いたランニングアートを残している。ロスという超碁盤の目の地理だからこそできる作風なので、日本で同様の密度を再現するとしたら、京都、浅草、押上、辺りだろう。
世界の優れた顔マラソン
日本以外の世界で公開された顔マラソンの中から、特に心に刺さったものだけを厳選して並べました。どれもGPSアートの特質を活かした優れた作品ばかりです。
名作になりやすい街選び
このランナーの走った街の道に注目してください。縦横はもちろん斜めにも大きく4方向伸びています。まさに、ランニングアートにはぴったりの道路整備。こんな街でルート設計できると名作ができやすいです。このランナーの他にもたくさんあるのだが、どこの誰が作ったのか忘れてしまった。見つけ次第ここに並べます。
本家の顔マラソンはこちら
ということで、今回は「顔マラソン」についてまとめました。「顔マラソン」というと「KAOMARATHON」が本家なので、気になる方は是非そちらを訪ねてみてください。日本全国で顔マラソンの祭りが度々開催されており盛り上がっております。
まとめ
以上、国立市内の顔マラソン10コースを紹介いたしました。まだいくつか顔型ランニングコースを設計済みなので、時間ができたら随時完走し公開予定です。似顔絵が3コース、その他の顔5コース程用意しているので、設計中のコース全て完走したら20コースになります。その時が来たら改めて20コース完走noteで全コース公開しますね。お楽しみに。詳細は下記URLでも紹介していますのぜご覧ください。
https://www.mojigumi.com/tag/kaomarathon/
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