ゲンコツらじお #198 ひとりロケ 大阪・住吉大社散策
御朱印部 番外編 ひとりロケ
帰省したついでに地元大阪・住吉大社を散策!
目の前を走るチンチン電車(阪堺電車)はノスタルジーの象徴!
朱色の反り橋(太鼓橋)は急勾配だから気を付けて!
本殿を参詣したあとは地元民のころは行かなかった摂社・境内社めぐり!
「はったつさん」の招き猫って?
いつもよりもゆる~くおしゃべりします!
※2023年2月27日の録音
(フクダクニヒロ)
「今日はひとりで外に出てきています。
いつもの東京下町・台東区ではなくて、ボクの地元、大阪に来ています。前にもこの「ゲンコツらじお」で話した通り、父が入院しまして、今回は退院~施設に移る手続きのために帰省しています。で、今地元住吉区の住吉大社の目の前まで来ています。住吉大社はなんばから南海電車に乗りまして各駅でだいたい10分くらいで住吉大社駅。降りると目の前にお宮が見えます。お宮の前に阪堺電車という路面電車、いわゆるチンチン電車が走っているんですけども、駅が住吉鳥居前駅。駅といっても車道の上に石段が一段高く並んでいるだけっていうことで、ボクが小さい頃から変わらない風景がここには残っている。このチンチン電車はボクのノスタルジーの象徴と言いましょうか、小学校6年間、中学校3年間はこの路面電車の道を渡って、さらに高校の3年間はこのチンチン電車に乗って通ったということで、少年時代の思い出が詰まった電車ということになります」
「表参道の大きな鳥居の前に立っています。参道には燈籠が何基も建っていまして、このあいだ上野公園を散策した時に「おばけ灯籠」っていうのが建っていたんですけれど、この住吉大社にはそのくらいの大きい燈籠は結構建ってるんですね。だからあまり珍しく思えなかったという事情がありました」
「目の前に赤い反橋。住吉大社と言えばお正月三が日の初詣で有名なんですけれど、ホントにたくさんの人が参拝にいらっしゃるので、ぎゅうぎゅう詰めで子どものころは前が見えない。牛歩というか、足下をゆっくり進めるということで、この反橋、太鼓橋は急勾配ですので、特にくだりは気をつけて渡らないと結構危ない」
「ちなみに今日は快晴。とっても空が晴れて青いので、反橋の朱色とまわりの松の木の緑、そして青のコントラストがめちゃくちゃキレイです」
「そして本殿の前の朱色の門(幸寿門)をくぐると一番最初に現れるのが第三本宮。住吉大社の本殿は4つありまして、一番手前が第三本宮。そして第四本宮、第二本宮、一番奥が第一本宮。それぞれ御祭神がありまして、第一本宮が底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二本宮が中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三本宮が表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四本宮が息長足姫命(おきながたらしひめのみこと:神功皇后(じんぐうこうごう))。そしてこの本殿は国宝に指定されていて「住吉造(すみよしづくり)」と言われています。屋根に特徴があるようで、檜皮葺(ひわだぶき)、ヒノキの皮で葺いた妻入屋根、本を伏せたような形」
「住吉大社は海(航海)の神様。昔はこの目の前が浜、海岸線だった。(本殿は)すべて海の方角を向いて建っている。遣唐使がここから出発したという歴史もあります」
「本殿を抜けると楠珺社(なんくんしゃ)というお宮があります。こちらで毎月最初の辰の日に「初辰まいり」地元の人は「はったつさん」と言っていますが、家内安全、商売発達の祈願ということで、毎月招き猫をお参りした際に買って帰るんですね。小さい招き猫を48体、つまり4年集めると中猫に交換してもらえる。さらにその中猫を2体、小猫を48体、つまり12年、干支ひとまわりすると大猫に交換してもらえる」
※初辰まいり:種貸社→楠珺社→浅澤社→大歳社の四社を巡る
「ウチの実家の方からすると住吉大社の中でも一番遠いあたりになるので、実はこっちの方はあまり来たことがなかったですが、種貸社(たねかししゃ)の前まで来ました。御祭神が倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。ということはお稲荷さんですね。商売繫盛と子宝祈願。なんと狛犬の上に小さな狛犬と中くらいの狛犬が乗っかっています」
「お守り、お札の授与所の前に小さい祠が。矛の御社と書いてあります」
「祈祷殿という建物がありまして、こちらで御朱印をいただけるんですが、ボクはすでにもとめておりまして、早速下谷七福神巡りのときに使わせていただいております」
「住吉大社の境内には、いくつかの小さな神社、摂社があります。その中の船玉神社(ふねたまじんじゃ)の前に来ています。朱色の社殿に狛犬が一対。ご祭神は天鳥船命(とりのいわくすふねのかみ)、猿田彦神」
「船玉神社の南側に御田(おんだ)と呼ばれている田んぼがあります。国指定重要無形民族文化財。毎年6月14日に御田植神事が行われる」(広さは約20a)
「本殿に向かう太鼓橋のたもと左側のところに比較的新しい碑が建っています。住吉万葉歌碑」
住吉(すみのえ)に斎(いつ)く祝(はふり)が神言(かむこと)と行くとも来(く)とも船は早けむ
巻十九 多治比真人土作 遣唐使に餞(はなむけ)する歌
「かつて、いにしえの時代は目の前が海だった。航海の安全を祈願する神様だったということなんです」
こちらの様子は「ゲンコツらじお」の配信をお聴きください。
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