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LEICA MP 0.72のファーストロール
買ったばかりのLEICA MP 0.72は、シャッターが切れない問題で修理に出していますが、何とか撮れたファーストロールの現像が上がってきました。一言で言うと、感動です。正直、LEITZ minolta CLとそんなに変わらないかな、と思っていましたが見事に期待を裏切ってくれました。何が違うかと言うと、逆光での素晴らしい描写です。逆光好きにはゾクゾクする仕上がりでした。フィルムは、最近の自分の定番になっているILFORD HP5 Plus Black and Whiteです。
ハイライトもシャドウも情報量が豊富で、ダイナミックレンジの広さを実感しました。これは、LEICA MP 0.72の性能というよりも第5世代 SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH(6bit)の描写でしょう。
ファインダーが明るく精度も高いため、開放でも安心して撮れ良いボケ感を得られます。昔、LEICA M5と第2世代 SUMMICRON-M 35mm F2を使っていましたが、その時の描写と異なり、現代的な切れ味のある写りです。
大好きなバーボン、Stillhouseも凛々しく撮れました。デジタル世代のSUMMICRONですが、フィルムでもその性能の高さを堪能できます。
風景も立体感が出ており良い雰囲気で撮れています。特に水面の滑らかな表情と垂れ下がった枝葉の繊細な描写のコントラストが、このレンズの性能の良さを感じさせます。
LEICA MP 0.72が入院しているため、このレンズをLEITZ minolta CLで使おうかと思いましたが、後玉が飛び出ておりLEITZ minolta CLに装着できません。
早く、LEICA MP 0.72が退院してこのレンズを楽しみたいです。