ボーヴォワール姉さんは「人は女になる」と言ったけど、「男も女になれる」とは言ってない。そういうことじゃない。:モジャが喋るよ❷
🤖ボーヴォワール姉さんは「人は女になる」と言ったけど、「男も女になれる」とは言ってない。そういうことじゃない。
まず最初に 身体の都合があって、
次に 生まれた場所での性役割もあって、
オマケに 個人差もあるじゃない?
だからね、生まれ付きの「女らしさ」「 男らしさ」ってなんだろなーって考えてたら結構難しくなっちゃって、ちょっと分かんないよねーって、ぐちゃぐちゃになっちゃったの。
そしたら思い出したんだけどね、昔ね、ボーヴォワールっていう偉いお姉さんがいてね、「人は女に生まれるのではない 女になるのだ」…って言ったのね。
ボーヴォワール姉さんが生きていた時のフランスの「女らしくしなさい」っていうのは、男より賢くならないようにしなさいっていう躾なもんだから、もー イヤになっちゃうよって話ね。
まるで 超えてはならない身分みたいに、女は控えめにしていなければならなかったのね。
だって、フランスの女性参政権は1945年から。
女がひとりで銀行口座を持てるようになったのは1965年からよ?
そんなさぁ、同じ人間に生まれたのに女に生まれただけで、下の身分の者になるように仕向けられるんだよ?
世の中の下っ端になる…、それが女になるということだ…ってさぁ…、なんなのそれ?
ところがね、最近、生まれた後に「女になる」んだったら、男も女になれるよねって言い出す人が出てきちゃってさぁ…。
いやいや、ボーヴォワールの姉貴が言いたかったのは、性別が身分の上下になっててアタマ来ちゃう…ってことよ。
当たり前の話だけど、性別はそのままに、女性を「半端者」扱いするのをやめろって、ただそれだけなのにさぁ…。
「それじゃぁ男も女になれるぅ〜」って都合良すぎるよね…。
で、ボーヴォワール姉さんが「人は女に生まれるのではない 女になるのだ」の決め台詞を言ったのが1949年。その26年後の1975年にジョン・マネーっていう怪しいオッサン心理学者が「性自認というものがあります」とか「性自認に合わせて身体を修正しましょう」とか言い出したのね。
しかも、小さい内なら教育で性自認を変えられるって……。
それ…さぁ……、もしかして…洗脳?って感じ?
いや…ね?性自認って、ジェンダーのアイデンティティだから。
性役割のどこかに「ビビビ」って来て、「ここが私のビビビポイント💘」って、アイデンティティ持っちゃっても個人の自由よ?
だけどさ、お薬だの 手術だので 体を変えても性別は何にも変わらない。
見た目が変わるだけだよ。
ジェンダー・アイデンティティ…、ここに心の居場所を見つけちゃったーって、それは良かったねぇ…ってことで……。
まぁ…なんて言うか…、性自認は性自認で、心の居場所であって性別じゃないんで、どんな性自認を持ったとしても、性別には何の関係も無いんだよね。
んんん〜って念じてもさぁ、性別は変わんないし。
いい?
ボーヴォワール姉さんは、女の型に嵌められてムカつくぜって言ってたの。
女の性役割にに「ビビビ」って来て、アイデンティティ持っちゃうどころか半端者扱いに激怒してんのね。
当時のフランスの女に用意された性役割なんか「お断りだ」って言ってんのね。
馬鹿扱いされたくないって情熱なワケよ。
女を人間扱いしやがれってなもんよ。
はい、今日のまとめ。
性自認は英語で 『Gender Identity』。
つまり性自認の「性」は性役割の「性」で、性別の「性」ではありません!
良い子の皆さん!騙されんなよ!
…ってことでした。
じゃーねー✨
🤖Moja
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🌱決定版 第二の性〈2〉体験:シモーヌ・ ド・ボーヴォワール
(何故か絶版中。高過ぎて買えない古本問題😢)
☠️ 性の署名―問い直される男と女の意味:ジョン・マネー
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