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そのままを味わう

我が家の仏

月に2日くらい、どうしようもなくイライラしたり、やる気ゼロだったり、愛犬をかわいいと思えなくなる日があります。

そんなとき、私は、そのままの自分をなるべく楽しむようにしています。

今朝、愛犬のお世話をしているときに、イライラの沸点が異様に低い自分に気がつきました。

「あーーー、いかーーーん、イライラしちゃうーーー」

なぜか、宣言してみると、落ち着きます。

「今日は〇〇(愛犬の名前)のことがかわいいと思えん日だーーー」

と独り言を言っていたら、そばで聞いていた夫がひとこと。

「残りはずーっとかわいいってことだねー」

ザッ、と一瞬で、自分の穢れが落ちたような、心が救われたような感じがしました。

夫が仏に見えました。

ありがとう。

いたるところに仏

今日はムリせず、自分に優しくしよう。

そう決めて、ちょっとした用事を済ませるべく、出かけました。

まずはセルフのガソリンスタンドへ。

私の他に客はおらず、車にガソリンを入れ、タンクに灯油を入れ、めちゃくちゃスムーズな流れ。

めずらしいなあ。
ラッキー。

次に行きつけの健康食品店へ。

かわいい女の子の店員さんが、爽やかな笑顔で挨拶をしてくれました。

かわいいなあ。
心が和む。

必要なものだけカゴに入れ、レジにいくと、顔馴染みの店員さんが、

「割引きハガキ届いてますよね?今ハガキをお待ちでなくてもよかったら割引きできますよ!」

と、割引きしてくれました。

優しいなあ。
ありがとうございます。

店を出ると、これまた顔馴染みの店員さんが、

「ありがとうございました!寒いですねー!気をつけて!」

と、これまた爽やかな笑顔で声をかけてくれました。

朝のイライラはどこへやら。

この世は、仏だらけですか?

そのままでいい

いつもよりダメな自分でも、愛されている。

自分をジャッジして、自分を縛っているのは、いつだって自分自身なのです。

そのままを受け入れたら、世界は自分が思っているよりもずっと優しいことに気がつきます。

ダメな自分は愛されない、そう信じているから、そんな現実を見つけてしまうだけなのかもしれません。

がんばれない、そんな日だからこそ、そのままを味わってみると、いつもとは違った人生の味わいに気づけるかもしれません。

あー、今日はとってもいい日だな。

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