湊かなえ「リバース」蜂蜜とコーヒーと
タワーコーヒーご存じですか?
淡路島のコーヒー屋さんです。淡路島といえば島が玉ねぎの香りでいっぱいなあの島。(いえ、これは想像などではなく、本当にそうなんだと出身者の方ご本人の口からお聞きしたのですよ、だからきっと本当)その玉ねぎの島に湊かなえさんが住んでおられるらしい。行ってみたい
近所のコーヒー専門店でランチを待っている間ざっくり読んだ「リバース」
たしか、昔ドラマでやっていたような。なんの気もなしに手に取って、珍しくミステリーなんて読んでみたらこのいつものコーヒー屋さんも素敵空間になるかも。なんて思ったら、案の定、どっぷり素敵空間に早変わり。
じっくり読んだらもっといいんでしょうが、久しぶりミステリー小説ドキドキするのは苦手なのですごいスピードで一気にゴールまでいってしまいました。ああ、面白かった。
ランチ時とはいえ、コーヒーの焙煎もやっているこのお店で香ばしい匂いを嗅ぎながらリバースを読んでいる自分にも酔いしれてしまいます。リバースの主題とはちょっとずれるんですが何しろコーヒーが良い。物語の伏線、もはや伏兵というべきコーヒー店を営む夫婦が良い。副題をつけるなら「コーヒーと蜂蜜と男と女。」
…だっさくてすみません。とにかく主人公がコーヒーに蜂蜜をスプーン3杯入れて飲むといい。っていうから、もう、そこの店でやりたいのをぐっと堪えてダッシュでウチに帰り、やってみたのです。
美味しい。
それから蜂蜜を入れて飲む、ちょっと女子にはヤバい習慣ができてしまった。そんなわけで、今、コーヒーが好きなのか、蜂蜜が好きなのかわからない状態になっていて、もうちょっと早くこの本を読んでいたら世の中にこんなふうに蜂蜜入りコーヒーを好む現象が生まれていたことに気付いていただろうに、そしてTwitterなんかで楽しく呟いていただろうなあ。と思ってやっぱり話題の本はタイムリーに読むべきものかもしれないと反省しているところです。
だから、今かよ。と思われそうですけど、それでもこれからリバース読む人のためにも、もし読んだら、コーヒーに蜂蜜3杯、是非やってみてください。そして美味しかったら、美味しかったよって言ってくれたら幸せです。幸せ運ぶミステリー。湊さん実は初めて読んだけどまた探して読みたいです。全てドラマ化もとっくに済んで世の中の波に乗り遅れたとしても、、、。