ブルー・マインド(2017年スイス映画)/ キャッチコピー「少女は変態する」(間違ってはいないが…)
思春期に苛立つ少女の日常でスタートし、エンディングに近づいたところで急展開し、ファンタジーで終わる映画。
雑感
女の子をキレイに撮っている映画(途中からグロもある)。
公式サイトのコピーもそれを謳っている。
『恐ろしくも美しく、狂おしく淫らな、カミング・オブ・エイジ・ホラー』
"Coming-of-Age Horror Movies" とは何ぞ?と思ったら、あちらではそのようなジャンル分けがあるらしい。
いくつかサイトを見てみたが、どのランキングにもこの映画は入っていない。
マイナーなスイス映画なのかも知れない。
低予算で作られた作品。
ロケーションは自宅、学校、友人宅、小さな遊園地。
ラストシーンの海岸ロケに一番費用が掛かったのかもしれない。
スイスには海がないから、海外ロケをしたはず。
ちなみにスイスはEUに加盟していないが、国境間の行き来は自由らしい。
ストーリーは、転校生(主人公)が学校の不良グループに入り環境が変わる中で、身体の異変に対応出来ず困惑しながらエンディングに向かう。
良い子は真似してはいけない万引きや喫煙、飲酒、ドラッグのシーンが続く。
家の水槽で飼っている魚を手掴みで食べたらお腹を壊しそう😅
理科の解剖で使った魚を生で食べるのは危ない。
物語は全く違うが、楳図かずお「半魚人」、ディズニー「リトルマーメイド」が頭に浮かぶ。
バスルームのシーンを観て「この映画のパクリでは?』と思ってしまう。
ファンタジーなので、辻褄の合わない設定を気にして観る映画ではない。
おおらかな気持ちで(仮想)スイスの女子生徒が過ごす不思議な日常を楽しむのが良いと思う。
MOH