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EggsPass から BIG UP!(エイベックス)へ / 音楽配信ディストリビューターはたくさんある

今年、2枚目(デジタルアルバムを枚数で数えるのも変だけど)通算5枚目のアルバムリリース、手続きが完了した。
12月初旬から各ストアで配信が始まる予定。


EggsPassで審査落ち

昨夏から音楽配信を始めて、今まで申請手続きでトラブったことはなく申請後は配信日を待つだけだった。

このアルバム申請は2月28日
翌々日には審査と配信手続きが完了している

" Gadget vol.5" の申請手続きが終わり、しばらく待てば配信開始かな?と思っていたら、思わぬメールが入ってきた。

音楽配信ディストリビューション利用規約 第3条(配信登録)とは何ぞ?

第3条(配信登録)
1.メンバーが当社所定のフォームよりコンテンツの配信登録を行い、その上で、当社の審査を経て承認された場合にのみ、当該コンテンツは本サービスを通じて配信されます。なお、いかなる理由でもコンテンツの配信手続開始後に配信をキャンセルすることは出来ません。
2.コンテンツの内容が各配信サービスの設定する、配信のための条件に合致しない場合または当社が不適当と判断した場合に、当社は当該コンテンツの配信を承認せず、または登録および配信を拒絶できるものとします。
3.各コンテンツの配信期間は、メンバーが本条第4項に従い配信停止の手続きをとった場合を除き、継続するものとします。
4.メンバーが特定のコンテンツについて配信を停止せざるを得ない止むを得ない事情がある場合、メンバーは配信停止を希望する旨の電子メールを当社宛に送り、当社の指示に従うものとします。なお、配信停止した場合であっても、いかなる理由でも第5条2項に定める本サービス利用料の返金は出来ません。

https://towercloud.jp/terms/music_distribution/

音楽配信ディストリビューションガイドラインの「アーティストおよびコンテンツについて」をざっと読み、内容を少し変えて再申請したが、また審査落ちした。
「どうしよう?」と思いネットで検索すると、noterさんの記事が見つかる。

まさかここまで審査が通らないとは思っていなかったので心が折れかけた
「タダでヤらせてやるんだから言うこと聞けよ」という強い意志を感じる
というか一曲一曲めちゃくちゃチェックされる。大変な仕事ですね

https://note.com/kikuchisk/n/n2d96322d7c95

そんなにEggsPass(旧TowerCloud)は厳しかったのか…と思い、ヱスケーさんの記事を読み、ガイドラインを読み直しダメなところに気がついた。

Eggs Passでは各音楽配信ストアの審査基準を参考に、アーティストの皆様の楽曲が、より多くの音楽ファンに届きやすいように、また、誤った認識をしないように、情報を整理したうえでデリバリーをさせていただく方針としております。

リリース申請時の登録内容におきましても、各入力項目に適した情報を正しく入力してください。なお、各項目の「海外向け」の欄については、海外の方(主に英語圏を想定)が読みやすいように、英語の表記ルールや慣習に基づいて入力してください。

https://towercloud.jp/guideline/release/

海外向け表記に関するガイドライン

国内向け表記が英語表記の場合は原則、国内向け表記と同じ表記で入力してください。
国内向け表記が英語表記ではない場合は国内向け表記と一貫性のある英語表記もしくはローマ字表記へ変換し、海外の方(主に英語圏を想定)が読みやすいよう英語の一般的な表記方法に基づいて入力してください。単語の間はスペースで分けてください。
名前は『名(First name) 姓(Family name)』の並びで入力してください。
日付は月/日/年の表記順で入力してください。
大文字、小文字の配置は、キャピタライゼーションルールに基づいて入力してください。

誤の例:
YOUNG AMERICANS:タイトルがすべて大文字
the downward spiral:タイトルがすべて小文字
a TIMe to lOVE:タイトルの大文字表記が不規則
原則、単語の頭は大文字表記になりますが、次の単語は例外的に小文字にします。
a、an、and、as、but、for、from、nor、of、or、so、the、to、yet
4文字以下の前置詞(at、by, for, from, in, into,of,off、on、onto、out、over、to、up、with)。ただし、その単語が動詞句の一部である場合、または別の品詞(副詞、形容詞、名詞、動詞など)として使用される場合は除きます。
上記の小文字表記に該当する単語であっても、タイトルの最初と最後の単語は常に大文字ではじめます。かっこ内の最初と最後の単語も常に大文字ではじめます。
ダッシュ(-)、スラッシュ(/)、またはコロン(:)の前後にある単語の頭は大文字にしてください。
ローマ字表記の場合、日本語助詞の頭文字は大文字・小文字のいずれも有効です。

https://towercloud.jp/guideline/capitalization/

「誤の例」に引っ掛かる、有名なアルバムはいくらでもあると思うのだが…

試聴用に作成したアルバム
この曲名ではEggsPassの審査は通らない

気を取り直して再申請

曲名が審査に引っ掛かったと気が付き、vol. 4までと同じ要領でシンプルな英単語に曲目を改め申請したが、それもNG。

ここまで来ると審査落ちの理由が分からない。
審査落ちをしている申請は編集して再申請出来るので、内容を再度改めて4度目の申請を試みた。

結果は審査落ち
申請を繰り返したためか、審査落ちアルバムの編集も出来なくなった

今の基準では EggsPass(旧TOWER CLOUD)からリリースされ今も配信中の4枚のアルバムも審査が通らなかったと思う。審査基準の何が変わったのかは分からず EggsPass がそれを明かすことはない。
審査落ちの申請を削除しても、新たな申請は出来ないまま。
いわゆる「出禁」状態😅

ここ(EggsPass)に拘る必要はなく、他のディストリビューターからリリースすることにした。


気分を新たにディストリビューター探し

TOWER CLOUDと同じ頃、会員登録した tuneCORE。「1曲登録無料」のメールがたまに来る。通常登録すると年単位で費用がかかる。

tunecoreは配信料を全額受け取れるが、登録は有料
配信がYouTubeだけならシングルだと1万5千回再生されないと元を取れない

「多くの人に聞いてほしい」が配信の主目的なので、纏まった年会費を支払うつもりはない。今までリリースしたアルバムをtuneCOREから配信していれば年間2万円以上のコストが掛かる。

音楽配信に国境はなく、世界でどんなディストリビューターがメジャーなのか調べてみた。

https://soundcamps.com/ja/blog/best-music-distribution-services/
日本の配信会社はない

配信手続きに手間を取りたくないので(配信されたらどこでも同じ)エイベックスが運営する BIG UP!に配信を申請した。

TOWER CLOUDよりUIがフレンドリー
楽曲の登録手順も分かりやすい

BIG UP!は申請無料と有料を選択できる。無料で登録したアルバムをあとで有料に変更することも可能。
問い合わせにも対応し、EggsPassよりアーチスト寄り。
EggsPassは問い合わせを含めサポートは皆無。配信事務の手続きを担ってくれたが配信料2割を引かれている(僅かだけど)。
TOWER CLOUDから名前も変わり、ディストリビューターを変える良い機会だったのかもしれない。

BIG UP! から配信

最初に EggsPassへ申請し削除した楽曲と同じファイルを BIG UP! にアルバム申請した。
しばらくするとアルバムタイトルの付け方に訂正依頼があり(ちゃんと「ここを修正してください」との指摘がある)、それに沿って再申請すると「配信手続き開始」のお知らせが届いた。

ひと段落😊


新しいアルバムはこんな感じ。

全10曲 19分
曲名が簡単な英語なら審査に手間取らない

 
リリースされたら、あらためて記事にしたい。
今回のアルバムは「Chill Out」な感じで、2~3曲を除きBPMは100以下。
聴きながらゆったりできるアルバム😊
今回のアルバムにはストーリーを付けてみた。
 
この曲も編曲して含まれている。


MOH