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Finch / Tom Hanks/COVID-19で劇場公開のない映画/最初と最後に流れてくる American Pie(Don McLean)が印象的

この映画も『WOLFS』同様、Apple TV+の配信だけ。
Apple TV+ はApple Oneに含まれるけど、Apple One契約がどれくらいあるのか分からないが、Amazonプライムより少ないはず。
Apple製品を使っていても「Apple Oneって何?」と言う人が多いような気がする。
私の場合、Apple Music と iCloud+ を契約していたら「こちらの方がお得です」とアナウンスがあり、半ば強制的にApple One契約となったわけだが…
確かに個々の契約よりも毎月の支払額は安くなった。


Finch

2021年製作/115分/アメリカ
原題または英題:Finch
配信:Apple TV+
配信開始日:2021年11月5日

https://eiga.com/movie/95740/

トム・ハンクス主演で、荒廃した世界に生きるロボット技術者が愛犬とロボットともに繰り広げる旅を描いたSFドラマ。太陽フレアの影響で地上の文明が崩壊し、地下シェルターに逃れて生き延びたロボット技術者のフィンチは、愛犬と自ら作り出したロボットとともに、安心して暮らせる新たな家を見つけるための旅に出る。さまざまな危険や困難が待ち受けるその旅を通して、人間と犬とロボットという個性的な組み合わせの一行は、次第に家族のように心を通わせていく。フィンチが作り出したロボットのジェフ役をケイレブ・ランドリー・ジョーンズが演じた。監督は、大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などで演出を手がけ、長編映画はこれが2作目となるミゲル・サポチニク。製作総指揮にロバート・ゼメキス。

https://eiga.com/movie/95740/

本作は2017年10月に『BIOS』として発表された。撮影は2019年2月から5月までニューメキシコ州全域で行われた。本作は、2020年10月2日にユニバーサル・ピクチャーズが米国で劇場公開する予定だったが、COVID-19のパンデミックの影響で何度も延期された。 その後、タイトルは『Finch』に変更され、Apple TV+に売却され、2021年11月5日に公開されることとなった。

https://en.wikipedia.org/wiki/Finch_(film)

感想

この作品はwikiの最初に書いているとおり。
Finch is a 2021 American post-apocalypticsurvival film.
post-apocalypticsurvival に日本語訳はいろいろだが一言で言えば「終末もの」
今からさほど遠くない未来(おそらく10〜20年後)の地球に生物がほとんどいなくなった世界の話。
映画に出演するのは人ひとり、犬一匹、ロボット一体だけなので各々が演じる役割は大きい。
トム・ハンクスの一人芝居にならぬ様、相手役を演じるのは俳優が声の役を担うロボットのように見えるが、主人公に拾われた子犬のように感じられた。
子犬と出会う回想シーンが重い(だから子犬を大事にする)。
その愛犬が主人公の孤独を救い、彼がロボットを作った理由でもある。


【ここからネタバレ】
最初のシーンから主人公は体調不良。
太陽フレアによるオゾン層破壊で地表に強い紫外線が降り注ぎ、(おそらく)ガンに罹り余命を悟っている。自分が亡き後、愛犬の世話をロボットに託す。主人公がプログラムしたロボットはある意味本人の(社会経験の浅い)コピー。
そんな主人公とロボットの関係性を位置付けるのは愛犬”Goodyear”。愛犬家にはたまらない映画だと思う。

American Pie

トムハンクスが冒頭に鼻歌で歌い credits roll でも流れる "American Pie" を子供の頃、ラジオで聞いたのを思い出した。
改めて聞くと歌詞が興味深い

歌詞付きのビデオ 8分42秒のとても長いポピュラーミュージック

アメリカン・パイ」は、アメリカのシンガーソングライターのドン・マクリーンの曲です。1972年1月15日から4週間にわたってナンバーワンのアメリカヒットでした。この曲は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのチャートでもトップになりました。8分42秒のバージョンは、ビルボードホット100に入った6番目に長い曲です(リリース時には最長でした)。この曲はまた、ナンバーワンに到達した最長の曲として、ほぼ50年間記録を保持しています。並外れた長さのため、当初は両面7インチシングルとしてリリースされました。

https://en.wikipedia.org/wiki/American_Pie_(song)

何度も繰り返される "the day the music died" には意味がある。

"the day the music died" という繰り返しのフレーズは、1959年の飛行機事故で初期のロックンロールスターのバディ・ホリービッグボッパーリッチー・ヴァレンスが死亡し、初期のロックンロールの時代が終わったことを指します。これはその墜落事故の一般的なニックネームになりました。この曲のテーマは、マクリーンの子供時代の音楽の英雄を悼むことを超えて、深い文化的変化と深い幻滅と彼の世代の無邪気さの喪失を反映している。

https://en.wikipedia.org/wiki/American_Pie_(song)

 

MOH

  
 

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