トレーラーに出てくる、主演のColin Farrell(コリン・ファレル)が冴えない中年役なので観てみた。
脚本・設定も、登場人物のキャラクターも変なのが、クセになりそうな映画。
ネタバレを含む感想
前半の舞台、拘束されたホテルに登場する人物、監視役、拘束される人達全員の変人演技が面白い。それが普通な近未来の設定。
その前提となる不思議な社会ルールの謎も興味深い。
ハリウッド映画のように1から10までの内容説明はなく物語前半が進行するので、観ながら背景(この様になった理由)を考えられるので見応えがある。
デヴィッド(コリン・ファレル)が森に逃げ出してからの流れは良くある話。
一貫しているのは、登場人物全てが自分中心なこと。
主人公を含め、相手が誰であろうと最後は突き放す(人間の本能なのかも)。
The Guardianに当時の評があり、自分の感想に近いので貼っておきたい。
公開当時、ラストシーンの行方が話題になったそうだ。
ファレルが失明したレイチェル・ワイズと同じく失明を選ぶのか、ファレルを席で待つワイズを残したまま、海へ行くのか…
最後までスクリーンを観ていれば、自ずと分かる。
MOH