Kindle Unlimited のライブラリに入れたままだった本。
Unlimitedが10冊制限の頃はマメにライブラリを整理していたが、制限が20冊になってからはあまり整理していない。
上限20冊になったときには、読みそうにない本をバサッと返却したり大雑把な管理をしている。
最近、著者の執筆をネットで見掛け、この本のことを思い出した。
シリーズ全5冊の1冊目。
少し長くなるが、出版元の内容紹介を引用する。
2017年6月の出版。今から7年前の本なので既に予測がズレているものもある。2025年に東京都の人口は未だ減少しない。
雑感
この本の主題となる人口減による近未来予測、多少のブレはあるものの大筋間違ってはいない。
どこかから急に日本人(成人)が沸いてくるのは、SFの世界。
「現代経営学」「マネジメント」 の祖であるピーター・ドラッカー(未来学者/フューチャリストと呼ばれたこともあった)が論じる『すでに起こった未来』。
この本で著者が言いたいことは「はじめに」に書かれている。
人口減少に伴い就業人口も減る。
国内消費は減り税収も減る。
人口が減る国を、どのように運営していくのかが最大の課題。
それを最優先に政治を進めないとこの国の先行きは暗い。
政治屋さんたちはそんなことには興味がないのか、東京オリンピックで使った経費、リニア中央新幹線の公的資金投入、これから発生する大阪万博費用、どれも一般国民の生活には寄与しない国の支出(国民から徴収した税金)をドンドン使っていく。
昭和時代からの土建国家。それを先輩議員から引き継いでいるだけなのかもしれない。
それは当然かも。
日本の国会議員年収は世界第3位。
ある種、お金が好きな人たちの集団である。
兎に角、お金集めが大好き。
一方、所謂世界主要国の国民平均年収の国際比較は次の通り。
こんな数字を見ていると「この国の先のことなんか知らんがな」と、言いたくなるが、これからもこの国で生きていく多くの子供たちがいるのも事実。
MOH