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『鬼滅の刃・無限列車編』を親目線で観たら、涙腺が暴走した話
地上波で19時から放送した
『鬼滅の刃・無限列車編』
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もはやこの映画に関しては、ジブリファンと同じ心境。
「DVD持ってるけど観る」「ストーリー分かってるのに、同じところで泣く」
ちなみに、鬼滅を「時が来たら観る」と言ってまだ観ていないベジータさんも
「ここだけで絶対泣くから観ない!!」
と部屋の奥に引っ込んだ。多分、もう普通に鬼滅好きじゃん。
今回、このストーリーについて
親の目線で観ていた。
そしたら、いつもより余計に涙腺が崩壊した。
『無限列車編』には、自分との闘いや、人を信じて敬う気持ちを感じることができるのだけど
ちょいちょい出てくる“親と子“の関係性。
特に話の中心となる煉獄さんの親子の話には、沢山の人が全ての体液を失うんじゃないかってくらい泣いたと思ってる。
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煉獄さんは幼い頃に母を病気で亡くして
そこから、生きる気力を失った父と、母を知らない弟と一緒に
家族の“核“となって生きていく。
それは、亡き母との約束でもある。
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もうね、お母さん不憫なんだか頼もしいんだか、感情が渋滞するよ。
そして、このお母さんの言葉も素晴らしい。
“自分が強い子を生んだ“じゃない。
“この子の母になれて幸せ“ということ。
本当に煉獄さんのことを大切に思っていたのだなと伝わる。涙腺決壊。
母との別れを経験しているからこそ
「鬼になれば永遠だ」と言った猗窩座の言葉にこう返している。
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母との約束の元に、鬼殺隊の柱として任務を全うしていく煉獄さん。
それは、最期の最期まで。
「逃げてもいいんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
と叫びたくなる。
子供に危険な思いをさせたくない親の心情。
でも、煉獄さんは“強き者“として任務を全うした。
それも“弱き者を守る使命“という母との約束だから。
煉獄さんを守ることができなかったと涙する炭治郎達に煉獄さんは極上の言葉を残した。
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これは、煉獄さんの戦いを見届けた全ての鬼滅ファンに向けた言葉だったかもしれない。
自分が受け継いだ強き心を、自分が認めた後輩へ残す優しさ。
早すぎる母の死。憧れであった父の情けない姿。守れなかった命。
どれだけの理不尽や不甲斐なさに打ちのめされながらも、自分の心を燃やし続けて
真っ直ぐに生きた煉獄さんだからこそ、この言葉がある。
最期、煉獄さんはずっと会いたかった母親と会うことができた。
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誇らしいだろうな。
強くて優しい息子に、会わずにはいられなかったよね。
誰よりも褒めたいよね。
大事に大事に授かった宝物だもの。
煉獄さんの中で、母親は永遠に生き続けていて
炭治郎やみんなの中で、煉獄さんもまた永遠に生き続けていく。
私はこれから、大切な人との別れが来たら必ず思い出すだろう。
煉獄さんは、物語の冒頭で炭治郎達に「俺の継子になるといい」と言う。
弟子と考えればそうなんだけど“継子“って自分の子供のような存在なんだと思った。
自分の技術だけでなく、自分の心の核を継子にも継承していく。
炭治郎達は煉獄さんの中でもう我が子同然だったんじゃないかなと思った。
この物語を通して語られる『人の思いは永遠』というもの。
私は、親になってよく思うのは
お金や家みたいな限りのあるものだけじゃなくて、一生子供達に残る財産は“思い出“なんだなということ。
親と過ごした楽しい時間は、人生の様々な場面で思い出すし
その幸福感を大切に生きてきたことで、自分を持ち直して生きていくことができた。
子供達がこれから生きていく上で
私と過ごした時間が、心を豊かにするものであったらいいなと思う。
そのために、どう接していくかを生きている限り考え続けたい。
月曜の朝、何となく調子の出ないピヨくんに
「おいでー!」と手を広げてみた。
私の足元でそれまでゴロゴロしていたピヨくんがすぐに起き上がった。
大切に大切に抱きしめて、頭を撫でる。
すきっ歯になってしまった可愛い前歯を見せてニーッと笑うピヨくんは、そのまま元気に学校へ向かった。
こんな風な思い出が、沢山沢山できますように。
思い出の瞬間を、これからも見落としませんように。
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