尹錫悦大統領がバイデン大統領侮蔑発言
◉感染症対策に取り組む基金へ、60億ドル(約8600億円)の出資を表明したところ、尹錫悦大統領がそれを馬鹿にする発言をしたのが、偶然マイクに入ってしまったようです。韓国側はイロイロと言い訳をしているようですが、後の祭り。就任前から暴言が多く、失言を危惧されていた人物なので、驚きはないのですが。面従腹背が座右の銘、と自慢した悪徳文部官僚がいましたが。ある意味で、面従腹背は事大主義と並ぶ、韓国の文化なんでしょうね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■カエサルの物はカエサルに■
韓国では、両班による搾取がひどかったんですが、農民は農民で唯々諾々と従っていたわけでもなく、サボタージュすることで対抗していたようで。これは大きな者・強いものに媚びへつらう、事大主義とセットで必要なのでしょうね。そうでないと、心の均衡が保てませんし。これは、ユダヤ教やキリスト教も同じでして。バビロン捕囚や、現実の苦しい状況に心を引き裂かれ、世をはかなんで死んでしまわないように、ないために、「カエサルの物はカエサルに、神の物は神に返しなさい」と、心に棚を造ったんですね。
韓国ではキリスト教が盛んなんですが、これは戦後のアメリカとの関係が深まったからではなく。戦前からキリスト教がけっこう普及していて、金日成初代将軍様も、伯母が信者で教会に連れて行かれた思い出を語っているようですから。両班の苛烈な搾取に、信仰に救いを求める素地があったのでしょうね。「カエサルの物はカエサルに、神の物は神に返しなさい」は一見カッコイイ言葉ですが、神への服従と国家に対する義務とは次元の違う問題だって、要するに面従腹背の勧め。日本では江戸時代、隠れキリシタンに踏み絵が強要されましたが、大学時代に教授に聞くと、内面の信仰は別なので分でも問題ないのを、当時の信者は知らなかった、と解説されました。
■二枚舌外交には要注意■
しかし、こういう本音と建前が乖離しすぎた人物は、警戒されますよね。しかも、それをポロッと言ってしまう、脇の甘さもある。尹錫悦大統領は元々が検事であって、市長であったり国会議員とかの、政治家としての経験はないですから、いわば政治は素人。弁護士から大統領になった盧武鉉氏も、ちゃんと国会議員を経ていますからね。落選しているときに、金大中大統領から、海洋水産部の長官に任命されてもいます。それだけ、韓国の保守派に人材がいなかったということなのですが。
しかし、こういう人物が日本の岸田総理大臣と会談を従っても、それこそ警戒して慎重を期すべき。そもそも、感染症対策というとても大事なことについて、議会の承認がないことを願うような侮辱って、心の闇を感じますね。「自分の食えない飯なら灰でも入れてやる」ってやつでしょうか? 表面上は美味しいことを言っても、裏では舌を出してるタイプなわけですし。よほど、しっかりした裏付けや現地がないと、まともに相手にすべきではないでしょう。約束もすぐに反故にされるわけで。実際、韓国にはそれで何度もゴールポストを動かされ、保守派の朴槿恵大統領にさえ、告げ口外交をされてきましたから。
■文化の継承と断絶と■
その意味では、安倍晋三大統領がアメリカを立会人に、慰安婦合意をしたのは絶妙な一手でした。しかし、日本相手ならいくらでも舐められるが、強いアメリカには事大主義かと思ったら、実際は面従腹背。保守派の大統領ですらこうなら、同盟国としてこの国は信用ならんなと、アメリカ政府にも思われるでしょうね。というか、日韓合意を反故にしようとした時点で、当時は副大統領だったバイデン大統領としては、面子を潰されたわけで。ちょっと別ネタですが、韓国絡みでこんな記事が。
産経新聞の黒田氏のコラムですが、さすがに韓国を愛する方だけあって、興味深い内容ですね。文化というのは、継承されるものは1000年経っても継承されるし、失われるものは数十年で失われるんですね。泉州百年欠けて取り入れた漢字文化が、戦後の数十年で失われるのを、自分たちは目撃しているわけです。羊頭狗肉や天高馬肥の四字熟語は失われ、その意味も残らないでしょう。でも、事大主義や面従腹背の精神は、これからも韓国の文化として、ずっと継承されるのでしょうか? ちなみに、シュナムル尊師の漢字廃止論に対して、こういうnoteを書いていますので。興味があったらどうぞ。
シュナムル尊師の鍵垢騒動で、再注目されてアクセスが増えたnoteですが。割と内容的にまとまっていると思うので、多くの方に読んでほしいです。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ