ベ平連を美化する東京新聞
◉去年の記事なんですが、あまり話題にならなかったので、見逃していましたが。油井大三郎一橋大・東京大名誉教授が、ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)を美化しています。特定の政党に結び付かない市民団体? いやいや、ソビエト連邦の崩壊後、公開された機密文書によってソ連国家保安委員会(略称KGB)経由で、ソ連から資金提供や人的支援を受けて、脱走兵支援事業を行っていたことが、バレています。駐日ソ連大使館員を装ったKGBが手を貸していたという点で、もう完全にスパイ組織の手先です。若い人が知らないと思って、そこを隠していますね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。NHKとか、ドラマ『私が愛したウルトラセブン』などで、このベ平連の活動を美化していましたし、左派にとっては否定的な評価が一切許されない存在なんでしょうね。小田実氏が亡くなったのが2007年、鶴見俊輔氏が亡くなったのが2015年、小林トミや高畠通敏なども含め、結成に関わった主要なメンバーがもう鬼籍に入っているのに、未だに美化する神経が分かりません。日本共産党で未だに、宮本顕治批判がタブーなのと同じなんでしょう。
あれですわ、左翼が必要以上にフランス革命を美化し、称賛し、返す刀で日本を貶めるのと同じで。ベ平連は、市民が生んだ運動という建前が崩れると、アンデンティティ・クライシスに陥るのでしょうね。現実には、フランス革命が生み出した混乱と、ナポレオン戦争の時代は、フランス人がフランス人を200万人も殺し合うという、負の面も大きいわけで。日本の明治維新は、最大の内乱である西南戦争ですら、両軍で1万3200人ほどの戦死で集結していますから。ルイ17世に加えられたおぞましい加虐とか、ちゃんと批判しろよ、としか。
ベ平連も、どんなに美化しようともソビエト連邦・中華人民共和国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の権威主義国家にとって、都合の良い駒に過ぎなかったのが、もうバレていると思うので。正義とか掲げる団体の胡散臭さの、ルーツだと思います。左翼が、事あるごとに「カネをもらってるんだろう」と右派を揶揄するのは、なんのことはない自分たちが、金をもらって動くターザン山本編集長的な存在だから。心理学で言う、投影ってやつですね。Dappiアカウントとか無理やりこじつけていますが、高橋直輝男組組長、CLP、ブルージャパン、若新雄純准教授と、数字があがってくるのは左派が圧倒的。
日本の左翼は、持ち逃げだの不透明な会計だのと、カネにまつわる話はよく出ますし。加えて、セクハラだの乱交だの、下半身がゆるい人の話も。けっきょく、ベ平連はそんな差は団体の中では、まだマシな方なのかもしれませんが。それさえも、KGBからカネや人の支援を受けていたわけで。これ、福田恆存が『平和論の進め方についての疑問』を発表したとき、「ロックフェラー財団から金をもらつて外国へいつたのだから、アメリカびいきになるのはあたりまえだ」と言われたそうですから、毎度のパターンなんですよね。岸信介も、CIAからカネをもらってると、執拗に言われ続けましたし。
朽木は雕るべからず、糞土の牆は杇るべからず。万機公論に決すべし。
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