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備忘〜2025/02/22もとても濃い1日だった件について
全然続きの記事を書かないくせに備忘録は残すこと、ご勘弁ください。
今日2025/02/22はたくさんの出会いがあった。
実は昨日2025/02/21から京都に来ている。登山関西遠征のため。京都一周トレイルの一部を歩くことと、六甲山最高峰を踏むためだ。
今日はその1日目、京都一周トレイルの東山コースを、大文字山から伏見稲荷神社まで17km8時間半歩いた日。
①朝の出発が、1時間押し
前日が一日中移動(運転)だったためか、疲れが溜まっていたように思う。それと、今週から外壁塗装のバイトを月曜火曜と2日間連続実施、水曜は通院した後に、夜豊洲で大人のバスケで奮闘、左手人差し指を突き指負傷しながらも大車輪の活躍で最終的には友人を有明から豊洲駅まで送り、さらにその後新橋で会社の飲み会に参加している妻をピックアップしてから帰宅するため、飲み会が終わるまで銀座で待機し、日付が変わるか変わらないかのタイミングでようやく合流、自宅到着が夜半1時過ぎ、即座に就寝し翌7時には目が覚めちゃって出発準備にとりかかった。
そう、結構ハードな1日を過ごした翌日に、600kmの車移動というドMスケジュールを涼しい顔でかましてやったと思っていたら、思いの外疲れていたようでとても楽しみにしていた京都トレイル東山コースのスケジュールが早くも1時間押した。
でも、慌てない慌てない。一休み一休み。
②大文字
あの大文字焼きの火どこをこの目で見ることができた。
大文字から見る京都は圧巻。正直札幌の藻岩山からの眺めよりよかった?
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③アジア系オーストラリア生まれシンガポーラーランナー
大文字の「大」からの眺めを堪能したのち、山頂を目指して登っていくと、向かいから走ってくるランナーに「HEY!HEY!HEY!」と怖い顔で声をかけられる。
Low battery!!! 3percent!!!
を×5回で必死に伝えようとしてきた結果、アンカーのパワーコアを5分ほど貸してあげることに。
こちとらエイゴのエの字も知らないネイティブジャパニーズなもので、なまらカタコトで
うぇああーゆーふろむ?
とか
はうめにーたいむず、かむ、じゃぱん?
とか
おーりありー?
とか使いながら、ほとんど日本語で押し切るグローバルコミュニケーションをしてみた。
ランナーの彼はどうやら奥さんのママ?が京都にいるらしく、長期滞在している模様。日本には7回くらい来てるよ、なんていいながら、
うぇあ、ごー、いんじゃぱん?
くらいの文法無視エイゴで聞いたら、
おー、とーきょー、とーきょー、とーきょー、、、
とかってジョーク混じりに乗って答えてくれた。シンガポーリアン優しい。
batteryも無事15percentになったから、picture撮ろうよみたいになって、そのLow batteryな彼の携帯で撮ったんだけど、
彼のインスタとか聞いておけばよかったなあ。
④さとるくん
大文字山も無事山頂を踏み終え、いざ下山、まだまだこれからも京都トレイルは続くがなんせスタートが1時間押したので急ぎ足で進んでいた。
ちょうど大文字山から集落に降りてアスファルトを数十メートル歩いた時、向かいから歩いてきた1人のご老人と挨拶。
こんにちは
大文字言ってきた?
いま行ってきましたよーハルカスまで見えました
と山では当然のようにすれ違う人たちと挨拶するので何も違和感なく挨拶したのだが、
私たちの装いをみて(少し大きめのザック、服装も登山者風)
大文字とかこの辺の山の地図あるから見せてあげるよ
と、自前の紙地図を見せてくれた。
YAMAPの地図を使っていたが、この辺はルートがとても多く、YAMAPでも結構ごちゃごちゃして見えるので、紙地図見せてもらえるのは面白いなとも思ったので話に乗ってみる。
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靴が大事やから怪我せんように気いつけてや
とここでさらりと解散かと思ったその時、
妻が今日はトレランシューズなんです、と言ったら、
え!?トレランやってますのん!?
とテンションが三段階上がった。
話を聞くと、どうやらトレランの応援などにハマっているらしい。ご本人は走るわけではないようだが、トレイルランニングの選手の追っかけみたいなことをやっている。
カバンから取り出したファイルには、レジェンド鏑木毅氏との写真や、京都で行われるレースの上位入賞者との写真をA4サイズで現像したものを見せてくれた。
おもろいおっちゃん(じいさん)やなあ!
と思ってついつい話し込んで、結局30分以上立ち話。
おいおい、こちとら1時間以上押してんのに、と思いながらも、この出会いはきっと繋がるなあと感じたので好きなだけ喋ることにした。
名前も教え合って、山田哲(さとる)さんという方だった。オン年84。うそやんけ!?と思うくらいシャキッとしてるし、ボケも切れ味すごいし、話すのが楽しいおじいさまだった。
3月の比叡山のレースにエントリーしてるので、そこで再会しよう!と言って、30〜40分の楽しい時間を切り上げて先に進んだ。
⑤麓(ROKU)
なんとか日没までに伏見稲荷神社本殿に到着し、無事1日目の行程を歩き切った達成感とともに、今日1番楽しみにしていた、「よるろく」に行ってきた。
麓(ROKU)という京都にある山道具を扱いながらカフェもやっているお店が、夜ご飯営業する日をよるろくという。
前日に電話で予約をしておいた。前々から食べてみたかった。
ロクには昨年夏に一度訪れており、小さいお店ながらも置いてあるアイテムのセレクトは眼を見張る物がある。
あまり知られていないのか、実はオンラインでもなかなか手に入らない(売り切れてしまうような商品)が在庫があったりする。
19:00に入店、一日中歩いた疲労感からメニュー表の全部を食べたいと思うくらい空腹。
結果、頼んだ料理全てが最高!
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野菜は地元の農家の方のものを使っている。新鮮な野菜たちで、素材の味を楽しめる逸品たち。
うまー!の連発ながらも、常連さんと思われるお客さんと店長夫婦がおりなす山界隈のトークに切れ込んでいき、無理やり会話に参加する。
するとやっぱり山界隈、あの山行きましたー?とか、この山いいですよね!とか、山始めて何年ですか?とか、どこから来はったんですか?とかとか、、、
もう山界隈だと当たり前に距離が縮まるコミュニケーション。
店主も「実は北海道に数年住んでたんですよ」だとか共通点が発覚。
時間が進むとさらに常連さんが続々来店。
我々夫婦は初めてのロクでの食事だったにも関わらず、常連さんたちも楽しく会話に混ぜてくれた(というかどちらかというとこちらの北海道トークにノってくれた、、、)。
店主の奥様は、夏に一度来店したことを覚えててくれたらしく、妻がザック買うか悩んでたことまで覚えてくれていた。
これだから山はやめられないし、山ショップ訪問は中毒性があるほど楽しく、快感なのである。
店主は京都の山のプロ。京都トレイルはほんの入り口に過ぎませんよ〜、気に入ったのならもっと北に・・・と魔界の門を開いて誘われてるわ〜と思いながらも興味津々で話に聞き入ってしまった。
明後日京都トレイルの西山コースに行くと言ったら、コース取まで懇切丁寧に教えてくれた。
とにかく常連さんも楽しい人ばかりで、みんな京都弁で心地よいトーンの話し方の人しかいなかったので、もうほんとに心のデトックスの空間だった。
ロクで話したことできる限りメモ
・店主は20年ほど前北海道で競走馬を育ててたこと
・店主の奥様はコーヒーマイスター
・常連さん2名は看護師、1名は検査技師、1名はインソール技師
・京都の人は京都は好きじゃない
・京都の人は京都の夏はサイアク
・常連さんの1人はバイクで北海道旅経験あり、しかもテレマークスキーをやる、しかも手稲でホンダさんとスキーしてる
・スタバは材料がどこ産なのか社員もしらない
・コーヒーはハンドドリップ。最初の2投で味が決まる
・ヤーコンうまい
・ザックは早くギミックを公開した方が良い
以上、備忘録。
ああ、すごい1日だった。