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tecteckpoo
[詩]幽霊少女
背筋が冷える
そんな真実を受け入れらない
いつか失う日が
来るのは分かっていたはずなのに
後髪をそっと撫でた
ノスタルジーに愛を燃やして
幽霊少女
君をこの世で証明することができるのは僕だけ
身をちぎるような合言葉で
僕の未練が君を冥土には生かせないから
触れ合うことが
交わらない手がメランコリー
具象化されたのに
温もりを感じることはなかったと
巡る季節が明日を
教えてくれないのはいつから?
幽霊少女
僕をこの世で証明することができるのは最愛
鬼火に照らされた笑顔を
愛せなくなってしまったのは幽けさなの?
楔を胸に打ち込んで
藁にもすがる想いだったのに
幽霊少女
愛をこの世で証明することができるのは純愛
零れ落ちる拍動が響く
僕の我儘に付き合わせてしまったのだから
冥土まで一緒に歩こう
灯籠が僕らの道をいと照らしてくれるから