オンラインハンズオンセミナー |社内研修RPA_WinActor
社内研修の講師としてRPA(WinActor)の社内普及推進を目的に、研修の企画・講師を担当するとしたら…。
リモートワーク必須になり、社内研修をリモートで運用したい方に向けてポイントを紹介します。
私はリモートでの研修はこの新型コロナウィルス対策期間になり初めて行うこととなりました。
集合でのRPA(WinActor)研修はもう1年くらい、延べ20回以上は開催していたのですが、勝手が違う…誰かと苦労を分かち合いたいと思い、noteにアップすることとしました。
することは1つ、
現在の新型コロナウィルス対策を考慮し、東京の講師(私)と地方拠点の研修受講者とをMicrosoft Teamsにて繋ぎRPAセミナーを開催する!
言うと簡単なのですが、色々と工夫いたしました。
以下は、研修の概要と開催時の注意点のまとめです。
1.研修概要
・オンライン研修対象者
社内の遠隔拠点の受講者を想定
例)講師:東京 受講生:地方拠点メンバー
・オンライン研修参加人数
操作編はハンズオンセミナー対応の為、定員3名
「ハンズオンセミナー」とは?
└「hands-on」…
つまりキーボードに手を載せながら、実際の操作をしてみながら学ぶ形式のことです。
・オンライン開催方式
オンライン開催の主なパターン
①Web会議方式_講師(主催者)も参加者も個々に参加する完全オンライン形式
②ウェビナー方式_講師(主催者)は会場にいて参加者のみオンラインから参加する形式
③オンライン中継方式_参加者が会場にいて、講師(主催者)がオンラインで参加する形式
①、②、③ともに各人にPC(Microsoft Team/WinActorライセンスあり)、社内ネットワーク・インターネットへの接続が必須です。
③の参加者同士が近くにいる場合が最もコミュニケーションが図りやすいです。
→講師も受講生も可能であれば揃えたいもの
・デュアルディスプレイを用意する(例:ノートPCとディスプレイ1台)
・マイク、イヤホンをセットする、または周囲が静かではっきりと声が出せる環境とする
→ハンズオンセミナーで、デュアルディスプレイが準備できない時は…
・資料一式は印刷(操作画面と資料を見比べながら操作をすることが可能)
ノートの代わりに印刷した資料へ書き込みながら受講することを奨励します。
・研修に要する時間
対面の集合研修に比べ1.5倍程度の時間を取る必要がある。
例)通常の操作研修 2時間→オンライン研修 3時間
定員を絞り込む理由
└講師1人想定
→受講者の質問対応など手元の操作確認画面レビュー時間が多くかかる。
これを考慮すると講師1人に最大3人程度が限度となります。
(通常の集合研修であれば操作も5人位まで対応可能)
2.社内研修で【気を付ける点】
〇オンライン座学研修パート
内容例)RPAとは?、これまでのRPAの取り組み、RPA化業務の選定、RPA運用のルール(以上、オリジナルの情報)
【気を付ける点】
・理解しているか確認して次の話題へ進む
└リモートでは受講者の反応が講師側でわかりにくい。
下記のルールを冒頭に説明し、進めましょう
◎各話題ごとに質問がないか声をかけるので「お返事」をお願い
◎Microsoft Teamsチャット機能で、質問をください
→講師が話し途中でも質問できる
質問例)
意味が分からない言葉がある、
具体的な事例を知りたい、
なぜその選択肢を選んだのか
◎業務選定等、受講者がワークした成果物は、受講者の許可を得て
「各人の情報を画面共有」する
〇オンライン操作研修[ハンズオンセミナー]パート
内容例)WinActor_初級編・WinActor_中級編(パワーポイントにまとめたオリジナルを使用)
【気を付ける点】
・講師より資料で手順説明→受講者側で操作に取り組む→結果(操作の実行)レビュー
└流れで説明した操作を体感で覚えてもらう
・受講者側で操作中の質問への対応注意
└質問出る→受講者の操作画面に切り替え→困った点について全員で共有して回答する・質問がない別の受講生のフォロー
└質問のある受講生へ画面を切り替え、不明点・質問を説明した後、別の受講生に同じ質問をして答えてもらう。
→「誰かに掛かり切りになる状態」を作らない
・質問が全くない場合には、よくあるご質問の例を話す
└各ブロックの理解が難しいとされる設定へ言及し、受講者との対話から理解できているか確認する
例)「変数」とは、ライブラリのノードの検索方法
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