ぼくは　ぼく　〜つながる読書の記録〜

今、谷川俊太郎さんの詩を読んでいる人は
たくさんいると思います
私もその1人

詩集「ぼくは　ぼく」

沁みるなぁ・・・私には

先日のお寺で聴いたお説教よりも

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　　　わくわく

　わたしはしぬのがたのしみ
　はやくしにたいわけではない
　いつしんでもいいともおもわない
　できるだけながいきして
　まごなんかともあそんでからしぬのがいい

　しんだらじぶんはどうなるのか
　いなくなってしまうのか
　それともからだがなくなっても
　かんじたりかんがえたりできるのか
　いきているうちはそうぞうもできないどこかへ
　いくのだろうか　わくわく

　じぶんがしぬのはたのしみでも
　だれかがしぬのはかなしいしつまんない
　たびにでるひとをみおくるのににてる
　でもわたしはさよならはいわない
　わかれるときはいってらっしゃいといおう

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