マガジンのカバー画像

経済・金融

9
経済・金融と、それらに関わる国際情勢などを中心に記事を書いています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

レイ・ダリオ著「変わりゆく世界秩序」

レイ・ダリオは米国の著名な投資家。ブリッジウォーター・アソシエイツという巨大ヘッジファンドの創業者である。 彼の著書「世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか」によれば、覇権国家はどれも同じような道をたどって衰退していくのだという。 古くは古代ローマ帝国。 近代以降では、オランダ、イギリス。そして現代のアメリカ。 歴史は繰り返すという言葉どおり、アメリカの覇権崩壊は始まっているのだろうか? この動画は著書のエッセンスをわかりやすくまとめてある。アニメー

世界大戦「煽り」は予告通りの展開

X(旧Twitter)で私が最も注目している王小人さん。(https://twitter.com/NJuK5nlOu7xvYvB) 一連のツィート。 歴史的背景をもとに国際情勢を冷静に分析。この人の視点は大変おもしろく、いつも勉強になる。 既存メディアに煽られて右往左往するのではなく、どっしり構えたい。 米国の利下げはゴールドが大きく上昇するきっかけになりそう。 以下、王小人さんのツィート ビットコインとゴールドに関する6/22の長いスレッドもおもしろい。 関連動画

投資についての私見

最近の株価急落で新NISAやってる個人投資家が損して政府を恨んでるみたいな記事が出ているが、政治家のせいにしても何もいいことはない。 今年から新NISAが始まるとかで、マスコミやインフルエンサーはかなり煽っていたのではないか? 新NISAは税制面では優遇されるが、別に儲かると決まったわけではない。株式投資なのだから損が出るのは当たり前、それを政府のせいにするのはお門違いというものだろう。 とはいえ、政府が推すものはどこか胡散臭さがつきまとう。コロワクしかり、マイナンバーカ

ゴールド高騰の背景にあるもの

このところ金相場が高騰している。特に3月に入ってからの上昇が目立つ。インフレ懸念とか、地政学的リスクを反映してとか、いろいろ言われている。 私が購読している田中宇氏の国際ニュース解説(https://tanakanews.com/)でもこの件が取り上げられている。残念ながら有料記事なので、そのままここに掲載するわけにはいかないが、公開されているヘッドラインは以下の通りである。 かいつまんで言うと、アメリカ政府や金融当局は今まで株や債券の価値を守るために意図的に金の価格を下

確定申告に行ってきた

休暇を取って税務署に行き、確定申告を済ませた。 確定申告の期限は3月15日だが、私は毎年4月になってから行っている。3月、特に期限間際は税務署が混雑していて嫌なのだ。年利で7.3%に相当する日割りの延滞税がかかるが、申告税額が高額でなければそれほど大したことはない。 最近はe-Taxという仕組みがあって、自宅で申告書を作成して電子データを送ればいいことになっているが、これが結構難しくて挫折した。税務署でも結局はe-Taxを使うのだが、隣に税務署の職員が付いてアドバイスして

米国雇用統計が暗示するリセッションの兆候(ヤバい情報をオブラートに包んでしれっと流す政府)

毎度のレバナス1本リーマン節。本編は15分ぐらいの動画。 https://www.youtube.com/watch?v=U97SDowuL9c&t=2s 公式の統計データ(https://fred.stlouisfed.org/release?rid=50)を中心にポイントを解説している。 米国政府発表の雇用統計はインチキだった?動画見る時間のない人向けに、要点を抜粋。コメントもつけた。 2月の非農業部門雇用者数の前月比増加は予想を上回り、雇用環境はよさそうに見えるが

【米国経済】 雇用統計のデータはインチキだったのか? 【リセッション】

最近興味をもって見ているYouTubeチャンネル。 レバナス1本リーマンさんは、データをもとに考察した辛口のコメント。 https://www.youtube.com/watch?v=j57XjstmUM4 以下、私の所感も交えながら動画の内容をまとめる。 米国雇用統計データの精査先週発表された米国雇用統計では、雇用者数が21.6万人増えたと報道され、雇用環境は改善に向かっていると捉える人が多いが、実はこのデータはインチキだという話。 21.6万人増加はEstablis

来年から新NISAが始まるが、いまひとつ米国株を買う気がしない

来年1月から新NISAが始まる。証券会社もここがチャンスとばかり、売り込みにも力が入っていそう。 https://www.smbcnikko.co.jp/nisa/2024/index.html 金融庁もしっかり宣伝している。 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html 人気の米国株とその歴史ここ数年、特にコロナショック以降は米国株が人気だ。コロナショックからは短期間で立ち直り、GAFAMなどの

+9

まわりがインフレで騒いでいるときにデフレの警鐘を鳴らす動画