【米国経済】 雇用統計のデータはインチキだったのか? 【リセッション】
最近興味をもって見ているYouTubeチャンネル。
レバナス1本リーマンさんは、データをもとに考察した辛口のコメント。
https://www.youtube.com/watch?v=j57XjstmUM4
以下、私の所感も交えながら動画の内容をまとめる。
米国雇用統計データの精査
先週発表された米国雇用統計では、雇用者数が21.6万人増えたと報道され、雇用環境は改善に向かっていると捉える人が多いが、実はこのデータはインチキだという話。
21.6万人増加はEstablishument Dataに由来するものであり、仕事を掛け持ちする人も含めてダブルカウントした結果である。ここではダブルワーカーは50万人増加。この分で水増しされているらしい。
実際にダブルカウントのない方法(Household Data)で調査した結果を精査していくと、正社員が153万人減少、パートが76万人増加している。
要するに、雇用は改善されているのではなく悪化しているということ。
公的機関が実際よりも良く見せるために粉飾のようなことをするんだろうか?と思うかもしれないが、実際やってることは詐欺じゃないかと思えるような内容。
これと似たようなごまかしを見た覚えがある。
例のコロナワクチン接種後死者数についての厚労省の情報だ。
厚労省のインチキは別note(https://note.com/mofuneco/n/n679141125ed1)などで書いたのでここでは詳細について触れないが、私にとって公的機関とやらの信頼度はコロワク騒動の中で大きく失墜しているから、彼らが何をやっても今更驚きはしない。
アメリカ人の借金漬け体質
ところで雇用統計の他にも危ない兆候はあって、こちらの動画ではアメリカ人の借金体質が結構ヤバいことになっているという内容。
https://www.youtube.com/watch?v=y9ToMbfwLrk
うわ、アメリカ人のクレカ支払い滞納率って、かなり異常じゃないか?
ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックの頃、クレカ支払い滞納率が山を作っているので、今回もちょっと危険なシグナルっぽい感じがする。
アメリカでは「Buy now,pay later」で消費を煽っているが、クレカの金利が36.99%って、狂ってるね。
よく、「日本人は投資をやる人の割合が低くて金融リテラシーが低い」と言われるが、借金まみれのアメリカ人こそ金融リテラシーがヤバいんじゃないの?とツッコミを入れたくなるようなデータである。
借金を返せなくなって自己破産する人が増えれば、銀行はさらに貸出を渋るだろうし、そうなると消費もますます冷え込んで来るだろう。そうなると企業の業績にも当然影響するからリセッション入りするのもわかる気がする。
いよいよリセッション入りか?
今は長期と短期の金利が逆転する「逆イールド状態」。
預金者から短期の安い金利で金を集めて長期の高い金利で運用するのが銀行。逆イールド下では銀行の利ざやが得られなくなるので業績は悪化。そして貸出のハードルは高くなる。貸出しが渋れば企業活動にも支障が生じる。こうなると経済が失速して、早々にリセッション入りする。これは過去の歴史が示す通り。
逆イールドが解消する頃にリセッション入りし、株価の大暴落が起こるという。今はまだ逆イールド解消前なので、すぐに大暴落が起きるわけではなさそうだが、今年の前半には大きな調整があってもおかしくない。
在庫の増加と原油価格の下落。世界経済の減速が進んでいる。
ガソリン価格の下落と失業者数の増加はリセッションの前触れ
米国株の行方と新NISA
以前のnote(https://note.com/mofuneco/n/n6dbc693ec2ee)でも少し書いたが、新NISAが始まるからと言って全力で米国株を買いに行くのはちょっと待ったほうがいいんじゃないかと思う。
結局、22年1月の高値を抜くことはできていない。今年の1月は現在陰線で、このまま下落するのかどうかはわからないが、上記の背景を考えると状況はあまりよくないと思う。
余談
それにしても、FRBはいつまでこんな茶番をやるつもりなのだろうか?
利下げが予想されるから株価は上がるだろう、とか、ソフトランディングしそうとか言うのは売り逃げしたい大口機関投資家のポジショントークのようにも思えて来る。
https://www.youtube.com/watch?v=x5xmDKSYP3U
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