2回目の「花束みたいな恋をした」鑑賞
先日「花束みたいな恋をした」を家で観ました。
2021年に公開された映画で、その時は映画館で1回観て、今回2回目。
見ようと思ったきっかけは、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(三宅花帆著)という本の冒頭に映画の話があって、映画のことを思い出したから。で、今度彼氏と2人でみてみようと思ったのです。
有名すぎる映画だし、あらすじは省いてもいいかな笑
最初に見た時は、ものすごく衝撃を受けたのを覚えています。当時は誰かと付き合ったこともなかったので、「始まれば終わりがあるって怖いな」「カップルでこの映画見たら別れちゃうだろうな」と思いました。それでもどこか他人事な感じでした。
が、今回は違います。
3年ほど付き合った彼氏がいるわけで、しかも何度も別れ話なんてしたことある。
共感する部分もあるだろうな、映画見終わった後、別れ話になって別れちゃったらどうしようという不安も抱えていました。
ですが、この映画を見た事のない彼氏はどういう感想を抱くのか、気になったので、一緒に観ました。
観終わりまして、、
まず彼氏の方は、途中までは眠そう出したが、途中から食い入るように観てました笑笑
分かりやすいですねえほんと。
終わったら落ち込んでました。めっちゃ泣いてたし。珍しすぎる、、
彼の中で何が起きたのかと言うと、
麦の仕事に追われていて、辛くても「でもこれは仕方の無いことなんだ」と思い込んで、追い詰められていく様子が、彼氏にそっくりなんですよね。その時に私が麦のことを「もう○○(彼氏)にしか見えない」と言ってから、自己投影しすぎて落ち込んだらしいです。
私が慰めても、辛いだけだから来ないでと言われました。
自分と同じ境遇の人の恋愛が終わる様子を見てそこまで悲しくなるもんなんですかね。
気持ちが分かるような分からないような、微妙な感じです。
私の方は、泣くポイントが前回と違ったと思います。(前回どこで泣いたかなんて覚えてないけど)
麦と絹がもう今日別れるんだ、と決めた日のカラオケで2人が楽しそうに歌ってるシーン。麦が絹の肩を組んでました。
最近は口数も少なく、険悪な雰囲気だったのに、「最後の日」が決まると笑いあっていられるなんて、悲しいなと思って、急に泣けてきました。
麦と絹がファミレスで、昔の自分達のような若い男女を見て泣くシーンは、大体の人が泣くポイントかなと思うんですけど、その前のカラオケのシーンでそこまで考えて泣く人いるのかなって思いました笑
あと絹は、別れるんだっていう覚悟が決まってるのが凄いなと思いました。
麦は今日1日が楽しくて、結婚すれば、恋愛感情が薄れていっても、上手くやって行ける、世の中の人みんなそうだって。って言うんですけど、そこで否定できるところが凄い。
私だったら多分流されちゃう。だから、何度別れ話しても結局本当に別れるっていう決断が出来なかったんですよね。
今は、別れたい気持ちはないからいいけど。無くなったというより、通り過ぎてしまったって感じです。
話が自分の事に逸れそうにもなりましたが、ざっと映画の感想はこんな感じでした。
こういう現実味の溢れる恋愛映画は、「共感する」という楽しみ方があるからいいですよね。
次5年後位に観たら、また感想変わるのかな。この映画のことを、またふと思い出した時に3回目、見ようと思います。