東国三社 茨城県の息栖神社の祭神:久那戸神と猿田彦大神との関係とは
茨城県の息栖神社は、鹿島神宮、香取神宮とともに東国三社の一つとして知られる由緒ある神社です。古くから多くの人々に信仰され、現在もパワースポットとして注目を集めています。
息栖神社の主な特徴
歴史: 古くは応神天皇の時代から信仰されていたとされ、国史見在社に指定されています。
祭神: 主祭神は久那戸神(くなどのかみ)で、道や井戸の神として知られています。交通安全や厄除けのご利益があると言われています。
自然豊かな環境: 古くからある森の中に鎮座しており、静かで神聖な雰囲気の中で参拝できます。
日本三大霊泉: 境内には1000年以上も湧き続けている井戸があり、その水は日本三大霊泉の一つと言われています。
この久那戸神は道(旅)や井戸(水)の神様ということです。
道の神様では猿田彦大神が思い浮かぶのですがどのような関係があるのでしょうか。
国譲り神話において、久那戸神(クナトノカミ)は直接的な活躍は描かれていません。しかし、国譲りの過程で重要な役割を果たす神々との繋がりや、神話全体における位置づけから、間接的にその存在感を感じることができます。
国譲り神話と久那戸神の繋がり
経津主神との関連: 国譲り神話において、経津主神(フツヌシノカミ)は大国主神から国譲りを促す重要な役割を担います。経津主神は、久那戸神を「岐神」として称え、その導きによって葦原中国を平定したとされています。このことから、久那戸神は、経津主神にとって重要な協力者であったことがわかります。
いっぽうの猿田彦大神はどのような存在だったのでしょうか。
猿田彦大神の役割
道案内の神: 猿田彦大神は、天孫邇邇芸命(ニニギノミコト)が天から地上へ降りてくる際に道案内をした神として知られています。つまり、新しい時代を切り開くための道標を指し示す存在です。
境界を繋ぐ神: 天と地、神の世界と人間の世界の境界を繋ぐ役割も担っており、国譲りという大きな変革期において、その境界線を越えるためのサポートを行ったと考えられます。
ということは、
天照大神が孫の瓊瓊杵尊を地上に送るときに、宇宙空間での道案内をしたのが猿田彦大神で、
その後、地上での統治の際に大国主や経津主神と協力して道案内をしたのが久那戸神ということになりそうです。
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