脳をやる気にさせるたった1つの習慣【第三章】夢を叶えたいならコレ!
記録することは、まさに、書くこととお話してきましたが、
書くことのパワーについて、脳の「偶有性」という概念から語ってくれます。
■脳の「偶有性」のお話
偶有性とは、
ある程度「予想がつく事柄(確実性)」と
「予想が付かない事柄(不確実性)」とが
混ざり合っている状態のことで、
「どのように変化するかわからない性質」のことを言います。
オセロゲームも、黒が優勢かと思えば、局面が一転、白が勝ったり、これも偶有性ですね。人生も同じです。状況が一転することの繰り返し。
自身や洪水などの災害に見舞われたりと、一寸先は闇で予測不可能です。事件や事故、災害など非日常的なことを持ち出さずとも、日常でも偶有性はあふれています。
日常の偶有性の例として、人とのコミュニケーションを挙げています。今までの会話の流れから次に何を言うかは予想ができても、「昨日〇〇さんにばあったり会った」「宝くじが当たった」とか予測がつかない展開に話がいくこともあり、何気ない日常会話も偶有性の連続といえます。
偶有性がない会話はつまらない。
お酒に酔うと同じことを言う人がいます。
「俺の若いころは・・・」
「私はあのとき、〇〇と思ったのよね・・」
「昔は携帯電話なんかなかたから連絡とるのも大変」
またその話かと辟易しても、そんなことはお構いなしに永遠と話す。
そういう人の話は、予想が付かないことが少なすぎて、面白くないと感じてしまう。
そう、
脳は、確実性と不確実性が混ざり合う偶有性の状態を楽しむようにできている
のです。
■無意識のお話
私たちは、「無意識のうちに」やっていることがありますよね。
例えばと強烈な、例を出してくれますw
「素敵な女性」と「困ったおばさん」の違い
「素敵な男性」と「困ったおじさん」の違い
若いころから思春期にかけて、本音をださないことがあります。でも、年齢を重ねてくると羞恥心が欠けるのか、言葉にしていく。
電車でぺちゃくちゃとしゃべるおばちゃん、セクハラ発言しまくるおじさん、ステキな女性・男性に比べこの違いは「無意識の垂れ流し」にあると茂木さんは言います。
・・・ハっと気づかされます・・気をつけなくちゃ私も。。。と思いました(苦笑)
無意識を垂れ流さないためにも、無意識と向き合う方法を教えてくれます。
それは、「無意識を意識化する作業」です。
無意識に思っていることがあり、それがゆがんだ形でで来ると、無意識に支配されコンプレックスとなってしまう。第一章でもあったように、脳はコンプレックスに支配されるとやる気をなくしてしまいますね。
無意識の歪みはマイナスに働きそうです。
例えば
〇「お金持ちになりたい」と思っている→そのまま意識している
×「お金持ちになりたい」と思っているが、それを言葉にすることが恥と思っている
→「人生お金じゃない」「ぜんぜんお金なんてなくていい」が口癖になる
→ゆがんだ気持ち、やせ我慢があり、欲望に支配されていることに無自覚
→「お金がないこと」がコンプレックスに。
素直にお金もちになりたい気持ちを自覚して、言うことができれば、お金が必要な理由と向き合えます。
「旅行に行きたいから」
「もっと勉強したいから」
「独立して企業したいから」
そして、ここから始めて具体的な方法を見出せるのです。
自分の願望に向き合うと、今まで支配されていた無意識から解放される。素直に言えれば、言葉にできれば、心の中でドロドロと張り付いていた欲望は、正体不明な怪物ではなく、人生を成功させるためのハンドルとなるのです。これが言葉の秘めるパワーなのです。
ここまで、「偶有性」と「無意識を意識化する方法」お話をしてきました。
では、無意識を意識化するには、そう言葉にするでしたね!
「無意識を言語化すること」=つまり文字にして書くことなのです。
第二章で、脳のメタ認知を高めるには、記録すること。記録とは書くこととその重要性が書かれていました。書くことで客観的に捉えられることで、脳が、気が付くことがある。そしてここでも、無意識を言語化すること、書くことが、意識化することへつながることが書かれ、そして書かれた言葉にはパワーがあるとわかりました。
そして、書くことは、脳の中の確実性を高めるのだといいます。ここで脳の「偶有性」の関連を話してくれます。
脳の中には、不確実性なことの方が多いのだそうです。脳の機能「記憶」を考えても、曖昧で、時間がたつと失われる。なので、確実性を高めてあげることで、脳の偶有性のバランスを絶妙に保ち、脳が楽しみ、何が起こるかわからない状況に適応し、人生への見方が変わっていく、そうなるといいます。
では、それを高めるには、脳単独で処理せず、脳の外に「固定点」をもつことが大事だそうです。
脳以外の記憶をため込める場所、脳にとっても「固定点」は、「文字を書いて記録しておくこと」なのだそうです。
脳の中に確実なものを積み増すには、脳の外に固定点=文字を書くといい
そして、
文字として書いたものは、脳にとってのキャピタル(資本)となる
のです。
このキャピタルについて、茂木さんはいくつか例をだしてくれています。茂木さん自身本を何冊も出版されていますが、書かれたものは確実に積み増しされ、生きる上でのキャピタルとなっていると。
■「書く」ときの脳の変化
書くことで、脳の構造的な変化も書かれているのですが、大事なことは、”脳は、自分が常に自分が考えていることを把握していない”というのです。
確かに、例えば日記を書いていて
「こんなこと思ってたんだ」
とか、
「こんな風に感じていたんだ」
とか、発見があることがありますよね。一度、一部出力してみないと、脳自身も、わかってないことがある証拠だそうです。
これを読んだ時私は思いました。
というのことは、無意識は、限りなく謎が広がっている可能性がある。
書くという作業、脳の外へ固定点を作ってあげなければ!!!!
私の脳は、私の一部であるが、一部じゃないところもあるんじゃないかと
、別の生き物のように感じてしまいましたww
一部外部に出力することによって、脳は自分が何を考えているかを初めて把握することができる
■なぜ、「書く」ことで、夢が叶うのか
人間は、言葉を持ち、この言葉を使って書き出すことができるのですが、言葉をもっているからこそ、〇〇した、〇〇する、〇〇するでしょうなど、過去・現在・未来を思い描くことができます。他の動物は、言葉をもたないため、それができません。
過去や未来を思い描くことは、人間の脳だけが持特殊な能力であるのです。
ただ、脳は、過去・現在・未来とうい時間の変化を認識しません。脳は、未来のことを書いても、今ここで起こっていることとして認識します。だから、
夢や願望を書くと、「言葉がタイムマシーン」となって現在の自分の願いを未来の自分の姿として脳に送り届けてくれるのです。
子どものころに書いた夢の作文や、思い描き書き綴ったことが、現実叶っているという例は、よく聞きますね。
イチロー選手や大谷選手がすぐ頭に浮かびました。
未来を思い描く言葉を書き出すと、それが未来の言葉であっても、脳は、今として認識する。その書き出されたものを見ると、脳が喜び、報酬物質のドーパミンが放出!脳がやる気を出す!脳がやる気を出すと、脳は実現のためにどんどんとアクションを次々に思いつき、それを実行すると、またさらにドーパミンが放出される!いずれ、夢へと導き、叶っているということのなるのです。
さあ、夢を書き出しましょう!脳が喜び、ドーパミンがドバっと出る!それを、いつも目につくところに貼っておくのもいい。毎朝、その書いたノートを見る癖をつけてもいい!
あなたの未来が変わっていくのです。
■モエローズのオススメ:ウィッシュリスト
ここからは私の話ですが、「夢」が、大きくなくてもいいということです。
私はウィッシュリストを持っています。これをよく眺めています。
これを眺めるだけでも、ワクワクしてくる♡
【20分で100個!】
やりたいこと、夢、欲しい物、手に入れたいことなどを書き出してください。
書き方にルールはありません。形があるものないもの、よく似たものがあってもいい。とにかく、20分、あなたの叶えたいことを100個書き出してください。
私はこんなことを考えていたんだ。
これができると満足なんだ
こんな人間になりたいんだ
こんな人間になれると私は幸せに感じるだろうな
とか、書き出すだけで、心が解き放たれて、発見ができる、そして自分が自分であることの自尊心を大切にしてあげられる気持ちになります。
この100の中には、お金もかからず、すぐ叶えられることもあるでしょう。数千円で叶うこともありました。でもそれをするだけで、満足や人生の充実感を味わうことができました。
私にとっての夢は、数年単位で計画を立てたりと、夢に向かってアクションを見つけ出している最中のものもあります。
このアクションを行っている自分は、茂木さんの言う通り、ドーパミンがドバドバと出ている感じがわかります。
第三章は、夢を叶えたいと思っている皆さんに、勇気の炎が灯るようなお話でしたね。言葉のタイムマシーン、さあ、ノートにすぐ書き出しましょう!!
続いて第四章では、夢が何か、、、わからないという人のためにも、勇気の炎を灯してくれるようなお話です。