常に肩が上がってしまう(いかり肩)
寒くもないのに、肩が上がってしまう人。
何をしていても常に肩が上がってしまう、写真を撮る時に右の肩だけ高くなっているように感じる人いませんか?
そんな人は胸張る為の筋肉が弱いです。
胸の筋肉が硬くなっている、もしくは強くなりすぎて筋肉のバランスが悪くなっていると肩が上がってしまいます。
試しに、思いっきり肩をうちに巻いてみた時に、肩の上の所が力入っているの分かると思います。
僕も現役の時によく「肩の力を抜け、肩をもっと降ろせとか言われました」「え?抜いているけど、、、」と思っていました。
ほとんど無自覚なのです。
こんなに「胸に力入れる事ないよ」って思われるかもしれませんが、肩の力も入れているつもりないですよね?
なので逆に胸をはる筋肉が弱いと、この肩の内巻きを改善できない→肩が上がってしまう。というメカニズムです。
胸を張る筋肉の場所
ここになります。
ここが限りなく使えてない、使い方が分からない、という人が多い。
ほぼここが機能的になれば、肩が上がってしまうという悩みだけではなく、肩こりとか、肩の不調、インピンジメントや四十肩、9割以上の肩に対する悩みが解決できるんじゃないか?と言っても過言ではないぐらい埃をかぶっている筋肉No1だと僕は思います。
Twitterに書いてある通りチューブではだめです。
なぜなら、肩の位置を正しい位置に安定させたい筋肉なので、強化するとはちょっと違います。
その時にチューブトレーニングだと、引っ張った時が一番この筋肉に負荷がかかって、戻していくと負荷がどんどん弱くなっていきます。
違うんです安定は逆であって欲しいんです、要するに耐えるような(エキセントリック)鍛え方をしてほしいです。
横向きでダンベルをもって、肘を90度手首は地面と平行、肘は体につけた状態がスタートポジション。
そこから肘をつけたままダンベルを持ち上げ(外旋)ていきます。
そしてゆっくりと降ろして(こっちが重要)スタートポジションに戻していきます。
この筋肉が肩を外旋という動き、要は肩の位置を正しい位置にしてくれる、正しい姿勢を取る為のメイン筋肉です。
ベンチプレスやって胸の筋肉を鍛えると猫背になりやすい、ラットプルやって背中の筋肉を鍛えると姿勢がよくなる。
と思っている人がいたりするのですが、実は姿勢良くならないです。
大胸筋という筋肉は内旋といっていわゆる肩を内巻きにするイコール猫背になりやすい。
これは良く分かるのですが、背中の筋肉を鍛えるってなるとラットプルで鍛えられる背中の筋肉は広背筋なので、作用は内旋になります。
つまりどっちも肩を内巻きに(猫背)する筋肉なんです。
だから姿勢がまるまってしまう→肩の動かす際に上がってしまうという話です。
硬くなっている胸の筋肉のストレッチ
肩が内巻き、猫背になっていると胸の筋肉が硬くなります、そして内旋している状態なので、可能であれば壁に手をついて、手首を小指の方から下に向けた状態で胸を開くようにすると外旋した状態で硬い胸側の筋肉が伸びます。
肩の脱力している感覚を養う
シュラッグというのがよくある奴ですが、両肩を上から押さえつけて肩を上に上げて、思いっきり脱力!
力は入れて、一気に脱力。というのをやります。
これ一人でやる場合は後ろで手を組んで肘を伸ばします。
その状態で重りをもって肩を上げる、思いっきり脱力!!それを繰り返して、力の入っていない方の状態というのを身体に認知させるといいです。