史料としてのブックカバー(書皮)
歴史雑記158
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はじめに
日本では新刊書店だけでなく、一部の古書店でもブックカバー(書皮、以下ブックカバーで統一)をかけてくれる。
なかには著名なデザイナーや画家が手がけたものもあって、それなりに蒐集家(コレクター)がいるようである。
本も2冊ほど出ているし、ウェブサイトなどもある。ただ、蒐集家の数がそこまで多くはないのと、元が無料かつ大量に存在するものなので、市場というほどのものもない。
これは実はもったいない点がいろいろとあるのだが、今日はそのあたりについて書いてみたい。
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