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【改題】本好きの私が、「あえて」読書会に行ったよ。(読書会に参加して発見したことBeforeAfter)

読書会デビューは遅咲きでした。

日常的に周りのひとと、本の話をしていたため、読書会に行くキッカケが、なかった。

「リカごっこ」(五十嵐貴久の小説に出てくる女ストーカーのものまね)をするような母に、育てられた。

「俺のあおいはどこだ」「私の順正はどこ」と、通学途中に嘆く、友達がいた。(「冷静と情熱のあいだ」ですね。)

村上春樹と上野千鶴子は共通言語のような日常。

そのうえ、私は、虚勢をはった人見知りである。

じゃあ、そんな私がなぜ読書会に参加したのか?キッカケと、いくつかの読書会で発見したことを書いていく。

1.業の深い生命体らしいキッカケ

真面目な話でも、キラキラした話でもありません。

あれは数年前、男に振られ、本の世界に逃げる。ひと夏に100冊ほど読んだあたりで、さすがにちょっと飽きてきた。

とはいえ合コンに行く気にもなれない。「本ばっかり読んでいないで合コンに行け」と何度も言われる人生だったけれど、言われるほど反発したくなるじゃないですか?

と、ずっと「宗教上の理由で合コンには参加しません」を貫いてきたから、ここで合コンなんぞに参加したら教義に反する。(どんな邪教だ)

あっ、そういえば、ある友達が、会うたび「もえちゃんには、読書会ならいい人出会えるんじゃない!!猫町倶楽部とか!!」と猛烈に猫町推しをしてきたんだった。ほら、独身女子がいう「いい人いないかな」は、フランス語に訳すと、「ボンジュール」みたいなものだから…

読書会なら教義に反しないし、別に「出会い」がなくても、本の話ができれば楽しいし、と猫町倶楽部へ参加。あの、本当に意識が低くてすみませんねぇ………。

2.私が参加した読書会たち

①猫町倶楽部

最も有名な読書会に、邪念と課題本を携え、参加。

アウトプット勉強会を選んだのは、文学よりビジネス書のほうが男女比の面では有利、という計算も働いた。今思うと、若いね!

あ、本は真面目に読みました。

岸政彦「断片的なものの社会学」が課題本だったなぁ。

本当に、毎回猫町倶楽部は、課題本の選定が絶妙で。一人だとちょっと積んだままにしちゃうけど、読書会という締め切り効果で手に取り、頑張れば読める。話題が広がりやすい絶妙な選定だ。

初参加だったけど、課題本の話からLGBTや、村上春樹が好きな男になりたくない男心の話(?)など話題が広がってとても楽しかった。同じグループのメンバーも、とてもよい方たちだった…!

本を通じてお互いの考え方や価値観と、自然と深い話をするから、初対面でも仲良くなりやすいのかなぁ。

共通項を探り合う雑談が得意ではなく、理屈っぽく、さっさと本題に入れや、というタイプなので、ビジネス書をテーマにした読書会というのもあっていた。

わざわざ、時間とお金を使ってこういう場にくるだけあり、話題が豊富な人が多い…!

かなわない、でも負けたくない(?)と、張り切って積読を増やし、あぁこれはまた「本ばかり読んでいないで合コンに行け」と言われる生活ですねと。

あれっ、隣のテーブルにいるのは‥‥????

妹でした。

≪発見≫

①初対面でも、本を通じて人となりがわかるような話ができる。

②できれば、自分にあうジャンル(ビジネス書、純文学)を把握したほうがいいかも。把握するために行くのもアリ。

③出会いについて。兄弟姉妹くらいには、出会えるようだ。

②「本の主題歌を決める読書会 BGMeeting」

課題本形式+音楽で表現するビブリオバトル、みたいな。

ありそうでなかった、本に主題歌をつける読書会。

課題本形式でも、自分の感想、自分にみえた物語の世界を「一曲で表現する」って、人の数だけ浮かんでいるであろう情景が違って、面白い。

同じ物語でも、ある人の中には穏やかなイメージ、ある人は激しい歌で広がっているんだ…あ、このシーンが印象に残ったんだと一冊の本を深く味わえる。同じ本や音楽でも人によって、印象に残るポイントは違って、きっとそれは、その人の価値観やバックボーンで、フィルターが変わってくるから。

(文化的なものを通して人となりを知るのが好きらしい。ま、私を探っても妄想しか出てこないけどね。)

あと、。主題歌として選ぶと、その曲もまた思い入れが強くなる気がする。

≪発見≫
①Moecoは ほんと おんがくの かけざんを てにいれた!

ご縁があって、こちらの文章も書かせていただきました♪

②審査形式、勝負や順位がつくものは、やっぱりアドレナリンがわく。私は戦闘民族なのだろうか。

③BookFair読書会

この企画のトップバッター、ふっかー氏からお誘いを受けて参加した、「本の帯を考える」読書会。

正直なところ、「各自が本を紹介する形式」って、共通の課題本を呼んでいないから、話題が広がりにくいのでは…と心配していた。こういうところが、虚勢をはった人見知りなんだよなぁ。

ただ、主催者がいい人そうだから大丈夫だろうとか、「本の帯」に、ぜひパワーワードを載せたいなぁというノリで参加。

…結果、正解。「好きなものを一生懸命語る人」を見ているのって、楽しいんだなw

詳細はこちら。

アマゾンのおすすめを超える本に出会いたいとき、興味を広げたいときをに、紹介型読書会も楽しいかも。

≪発見≫
①紹介型読書会は、「好き」の熱量が伝播する。

②楽しい読書会は、主催者の工夫や労力のおかげです…。

③主催者がいい人そうか?で決めちゃっていい気がする。

3.あえて、行ってよかったこと……

読書会は本に向き合うキッカケでもあり、本に向き合う手段を、増やしてくれた。

ゆるく本の話をするとか。

こういう酒を片手に本の話をする、昭和っぽい青春に憧れる。

そういえば、わたしが読書会をやったことがなかったなぁ。

やるとしたら、こちらを課題本にして、カリスマ教祖になろう!という読書会だったら、一度やってみたいwww

いやーこれ深堀すると、世の中の仕組みが色々見えてきそうで、真面目に面白いと思う。インフルエンサー()にも応用できそうですね。

読書会デビュー遅咲きが、主催側へ?(なんか遅咲きからの狂い咲きっぽい選書になりそう)

読書会って真面目な人ばかりのイメージだけど、こういう不真面目なことばかり考えている輩もいるので、みんな気楽にいけばいいと思うよ。

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