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昨日観た映画No,26【悪魔と夜ふかし】
【悪魔と夜ふかし】2024年:オーストラリア・アラブ首長国連邦:93分
監督:キャメロン・ケアンズ
コリン・ケアンズ
ジャンル:ホラー
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僕にはとある習慣がある。0時になって日付が変わるとU-NEXTを開き、新着配信の洋画をチェックするのだ。
日付が変わった2月5日もいつものように新作をチェックすると、昨年ホラー映画好き界隈の間で話題になった本作が配信に!!!
僕は4年前に妻と北海道の田舎に移住したため、映画館で公開される作品には限りがある。
本作もリアルタイムで視聴できなかったので、配信に来るのを楽しみにしていた作品のひとつだ。
早速視聴!!!待ってたぜー!
あらすじ
1977 年、ハロウィンの夜。テレビ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャック・デルロイは生放送でのオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い......怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露され、視聴率は過去最高を記録。しかし番組がクライマックスを迎えたとき、思いもよらぬ惨劇が巻き起こる――。
本作の感想
本作は所謂「ファウンドフッテージ」モノであり「モキュメンタリー」だ。
つまり、昔こういう人気番組があったけど史上最悪の放送事故を起こしたんだけど、その映像のテープが最近見つかったよ!という「てい」の作品。
あくまでもドキュメンタリー風の作り話。
僕は1999年のブレアウィッチプロジェクトや2021年の女神の継承などが大好きだ。
本作もモキュメンタリーということは知っていたので、ワクワクしながら視聴した。
まず、全編通して約90分という短めの尺なので見やすい印象が強く残った。
しかし、尺が短いからと言って味気ないというわけではなく、少しづつクライマックスに向けて盛り上がっていって、最後に畳みかけていく。
息つく暇もなく恐怖演出が散りばめられているというよりは、最後にドン!なので落ち着いて見ることができた。
本作の魅力
まず、注目してほしいのは画面のサイズだ。
1977年のテレビ番組という設定なので、画面対比が4:3なのだ。
若い方には馴染みがないかもしれないが、昔のテレビサイズがこれなのだ。
そして、次に意識して見てほしいのはカラーと白黒の切り替えだ。
テレビとして放映していたというシーンはカラーで描き、CM中など舞台裏は白黒になっている。
この演出によって、ストーリーとしてかなり見やすくなっている。
そして、キャラクターがみんな際立っている。というか、面白い。
30代中盤~40代以上の方なら馴染みのあるどこか胡散臭い霊能力者、オカルトを真っ向から否定するマジシャンなど、日本でもどこか見たことがあるようなキャラクターが揃っていて懐かしい気持ちになる。
どこか懐かしいキャラクターのやりとりが、低画質でノイズ混じりの映像で4:3で描かれるのはノスタルジーさえ感じさせる。
しかし、ホラー映画として震え上がるほど怖いかというとそうではない。
あくまでも、モキュメンタリーとして「面白い」といった印象だ。
モキュメンタリーやファウンドフッテージの入り口としてオススメの一本かもしれない。