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ザ・コンサルタント

『ザ・コンサルタント』2016年:アメリカ:128分
監督:ギャビン・オコナー
ジャンル:アクション

2025年新年を迎えた今月、嬉しいニュースが飛び込んできた。
なんと個人的に大好きなアクション映画『ザ・コンサルタント』の続編のファーストルックが公開されたのだ。
昨年から続編進行中との発表はあったが、順調そうな続報に心躍った。
そこで、自分の中の『ザ・コンサルタント』欲が高まったため何度目かわからない再視聴を決めた。

あらすじ

田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。
彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。
その日から、何者かに命を狙われるウルフ。
実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。
年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。
本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に
追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?
出典:フィルマークス

あらすじはこんな感じ。
僕はこれまで大量のアクション映画を幼少期から見てきたが、ここ数年で最も好きな作品だ。

本作品はアクション映画の中でも『ナーメテーター系』の映画。
ナーメテーター系映画とは「ナメてた相手が殺人マシーン(ターミネーター)だった」系の映画のことである。
近年ではジョンウィックシリーズや、Mrノーバディ、イコライザーシリーズなどありとあらゆる代表作が制作されている人気のジャンルだ。
何者か知らずに飼い犬を殺し、車を盗んだ相手が伝説の殺し屋だったのがジョンウィック。
しがないサラリーマンだと思ったら元特殊工作員なのがMrノーバディ。
優しく大人しいホームセンターの店員だと思ったら元海兵隊員なのがイコライザー。
そして、ただの会計士だと思ったら世界を股にかける殺し屋だったのが『ザ・コンサルタント』である。

しかし他のナーメテーター映画との違いとして、主人公が危険を冒してまで手を汚す仕事をしている理由や、主人公のバックボーンにこそ魅力がある。
バックボーンのひとつとして、主人公自身が高機能自閉症という発達障害を抱えている。大人になった現在でも自身の弱点を克服するために日々にルーティンを設けて懸命に戦っている様子は心をつかまれること必至だ。

そして、もうひとつの魅力として冷徹ではない部分だ。
もちろん、敵には容赦しないが、仕事のなかで出会った老夫婦を何とか助けようと知恵を貸すシーンでは思わずほっこりしてしまう。

これまでのナーメテーター達とは一味違った、人間らしさを感じるキャラクターなので「スカッ!」としたいと同時に優しい気持ちになりたい人に是非オススメだ!


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