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カラダ探し

『カラダ探し』2022年:日本:102分
監督:羽住英一郎

邦画の上質なホラーが摂取したいなあ・・・去年観た『ミンナノウタ』は意外と良かったから同じ系統の映画ないかなあ・・・。と探しているうちにNETFLIXにてたどり着いた作品。

あらすじはこんな感じ。
学校に友人もおらず話す相手もいない孤独を抱えたまま毎日を過ごす女子高生が主人公。そんな彼女がある日『カラダ探し』というゲームに巻き込まれる。夜0時になると自身の通う学校にテレポートされ、正体不明の『赤い人』と呼ばれる真っ赤な少女の霊のバラバラになった体を学校内で探すというもの。ゲーム中は件の赤い少女の霊が追いかけてきて妨害してくる。
その妨害方法は、物理攻撃。とんでもない怪力でゲーム参加者たちを惨殺していく。そして、自身が死亡するとゲームが始まった同じ日の朝になり、ゲームを完了するまで記憶を引き継いだまま同じ日を繰り返す。

というもの。

なのだが・・・物語の途中はゲーム参加者たちの青春と恋愛劇を繰り返す。
しかも、自身は毎晩殺されているにもかかわらず全員楽しそうにゲームに参加している。胆力が半端じゃない高校生集団といえばそうなのだが、視聴者としてはホラー映画を観に来たのに青春群像劇と恋愛映画を見せられるのがきつかった。
だって、逆に恋愛映画見に来て、霊やグロ描写見せられたら嫌ですよね?橋本環奈がエイリアンよろしく、口を手で貫かれて頭貫通して即死するんですよ?
邦画の興行収入を考えた時に青春群像劇を入れ込むのは仕方ないかもしれないが、ホラーならホラーと割り切ってホラー成分をもっと濃くしてほしかった。
正直、作品に対してこういうことを言うのはナンセンスだと感じるが、敢えて言う。ここ10年で見たホラー映画の中でワーストだった。
ジャパニーズホラーはもっと慎重に選ぼうという学びを得られたのは収穫かもしれない。

そもそも、NETFLIX側も「ジャンル:ホラー」に入れないでほしかった。
「ジャンル:邦画」くらいに留めてくれれば見なかったのに・・・。
どんだけきついか確認したい方はNETFLIXで視聴してみてください。


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