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bana1104na
ASDと認知症 我が家のアリエルとトリトン王
発達障害の女の子のお母さんです。
娘が小さな頃、ゆとりのあるパジャマのズボン、これを履く時に、片方に両足を入れてしまうことが多くありました。
「アリエルになった」と言い、小股で歩きました。我が家の歩けるアリエルです。
先日、実家に行った時のこと。
少しお手伝いが必要になった父の着替えを手伝いました。ズボンを履くのが大変になってきたので、娘の時のことを思い出し、裾を少し折り、引き上げることにしました。
「片方ずつゆっくりね。」と
父に声をかけながら手伝っていると、
「両方入るとアリエルになるよ」
「間違えました。じいじは男だからトリトン王だね。」と娘。
父には、アリエルもトリトン王もきっとわからないと思い、「人魚姫みたいになるって心配してるよ」と通訳。
少し表情も和らぎ、笑顔に。
発達障害も認知症も、日々関わることは虚しさもたくさんあります。
娘のいつまでも出来ないことや、父の今まで出来たのに出来なくなったことばかりが目につきます。
でも、こんな娘の一言に、その場が和むことも多いです。この瞬間に救われます。
いつも「今を生きてる」娘を見習い、小さな日常を楽しみたいと思います。