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有吉佐和子さんの恍惚の人
発達障害の女の子のお母さんです。
月末なので、お母さんの本棚から。
今回は「有吉佐和子さんの恍惚の人」
これをはじめて読んだのは、実家にいたころ。
家族の誰か(母かな)のを読みましたが、
若かった私には現実と程遠いお話しでした。
あれから、何年も経ち、近年自分でも買い求めました。
あらすじは、長年連れ添った妻を亡くした高齢者男性「茂造」は認知症を発症。 茂造を介護するのは、茂造の長男(信利)の嫁であり主人公の「昭子」
身近なテーマと感じますが、、、
有吉佐和子さんが書かれたのは1972年。
読み返すと、その頃は認知症と言う言葉がなかっただけで、進行していく症状は同じ。
介護をする家族の気持ちも同じ。
誰もが老いていくことも変わらない。
いまだに解決策は手探り。
深く深く考えさせられる一冊。
古い本ですが、今に通じるところがあります。
いつの時代もどんな人も、それぞれが戸惑い悩みながらも前へ、そんなところにも背中を押されます。
「お母さんの本棚」はまた来月末に。。