2度目の救急搬送
大会二日目
応援で参加していた娘が
救急搬送になると連絡があった時
私は次女の皮膚科で順番待ちをしていました。
この頃から次女は蕁麻疹が出るようになって
受診に来ましたがあともう少しで順番…
というところで受診をキャンセルし
搬送先の病院へ向かいました。
多分、この蕁麻疹は
姉の病状や生活の変化によるストレスから
「もう少しだったのに、ごめんね」
「大丈夫。早く行こう」
調子を崩した姉に、変わりなく接してくれ
急に訪れた生活の変化の中で
我慢も、寂しい思いも、しんどい場面も
たくさん経験させてしまったけど
いつも、いつでも
「大丈夫」しか言わない次女
いや…大丈夫しか言えなかった状況でした。
この子が妹だったから救われた場面も
娘にはたくさんありました。
救急搬送はチームメイトが試合後
体調不良で倒れてしまい
救急搬送になる様子を見ていて
不調になってしまい
救急隊員の方が様子を見て
もう一台救急搬送の要請をされたそうです。
搬送先の病院でなかなか意識が戻らず
ひたすら待ちました。
ようやく目が開くとガバッと起き上がり
「戻る!」
「そんなに急に動かないで!」と
看護婦さんが慌てますが
大会会場に戻りたい一心の娘は
ベッドから降りようとしました。
大会の引率で来られた男子顧問の先生が
一緒に救急車に乗って来てくださったので
その先生を大会会場まで送るため
会場へ戻ることに。
会場へ戻る道のり
先に搬送された生徒さんに付き添った
顧問の先生から電話があり
今日はもう大会には戻らず帰るように
言われてしまった娘は
泣きながら
「嫌です!戻ります!」
そう訴え続けていましたが
顧問の先生は最後まで『いいよ』とは
言ってくれませんでした。
男子顧問の先生を大会会場へ送り
降りたい!降ろして!と
泣きわめく娘を乗せて車を走らせました。
あまりに興奮状態だったので
私も運転が怖くなり
落ち着かせようと近くで車を停めました。
しばらくして落ち着き
「先生に電話してくる」と車を降りた娘
私が近づくと来ないで!と怒るので
妹に少し離れたとこで見てもらいました。
しばらくして
「お母さん!お姉ちゃんがいない!」
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